撮影機材

私が使用している撮影機材を紹介します。
これからカメラを購入しようと思っている方に
参考になれば・・。
あくまでも私の私的な意見です。


OLYMPUSシリーズ

OM-1 OM-10 OM-4

OMへの回顧

 OMシリーズは小型・システム一眼レフのコンセプトを貫き、
最初のモデルであるOM-1からOM-4Ti、OM-3Tiまで、一貫して生産されてきました。
そのコンセプトは、発売当初より独自のファン層を築き、オートフォーカス
全盛である現在に至っても根強い人気を得ていましたが、
世の中のデジタル化の動きには うち勝つことが出来ずに
今年、生産中止となってしまいました。
古くからのファンである私にとっては何とも寂しい限りですが、
かくいう私も、数年前からNikonに切り替えた訳ですから
生産中止をとやかく言うことは出来ないと感じています。

現在、同社のカメラ部門は、コンパクトカメラやデジタルカメラが主流であり、
コンパクトカメラμシリーズは、質の高い写りをする事から
幅広いユーザー層から指示を受けています。
又、同社のデジタルカメラは、その性能で業界を一歩リードしています。
銀塩カメラの一眼レフがオートフォーカスになった時、
完全に時代の波から取り残されたメーカーですが
当時からエレクトロニクスには強かった事もあって
主力をデジタルカメラに方向転回し、名誉挽回といったところでしょう。

願うならば、将来 解像力で定評のあったOMシリーズのZUIKOレンズを生かせる
一眼レフタイプのデジタルカメラを発売してほしいと願う次第です。

さて、生産中止となったOMシリーズですが、私は今後も大切に保管
しようと考えています。
将来、高級クラシックカメラとしてファン注目の的になる日がくるのを願ってやみません。

OM-1OM-1
 

OM10OM-10

 OM-4  


Nikon

F90X、AF600

 仕事の影響かパソコンのやり過ぎか近視がすすみ、
マニュアルフォーカスでは辛くなった事と
ZUIKOレンズの解像度(ズーム)に不満が出たことから購入。
世界に誇るNikonのカメラはとにかく安心して使えるカメラです。
写真を撮る上で安心して撮影できるということは重要です。
撮影中の神経をファインダーに集中できるメリットは大きく、
撮影時の疲労も少ないように感じます。

F90XF90X  

 使った感想としては全体がエンジニアプラスチックで覆われており、
安っぽい印象を受けます。
やはりNikonのイメージは、ごついデザインでいかにも丈夫そうなペンタ部でなければいけないのです。
これは道具を持ったときの満足感につながる重要なことです。
大きさも日本人の手には大きく感じられ、慣れるまでに若干の時間がかかりました。
全体が電子化されているため各操作はボタンとロータリーエンコーダの組み合わせとなり
少々使いづらいというのが正直な感想です。
良い点として、シャッターショック・シャッター音が小さいこと。
電池が単3アルカリ4本で動作し、いざというときでも調達に困らないことでしょう。
リチウムやボタン電池を使っているカメラが多い中 単3電池 4本というメリットは大きいです。
なにせ、地方に旅行したときにはリチウム電池が手に入らないことが多いからです。
今のカメラは電池がなければただの箱。
F90Xは電池の消耗も少ないようで、助かります。
欲を言うなら、プラスチッキーなボディの質感はなんとかしてほしかったところですね。

もっとも、後継機として発売されたF80は、見事にNikonらしさを取り戻しました。
このあたりに、ユーザーの意見を親身に採り入れるメーカーの姿勢がみられ、好感が持てます。

AF600 AF600

 なんといっても小ささがメリット。
たばこの箱の大きさしかありません。
APSが登場するまで最小の35mmコンパクトカメラでした。
レンズには28mmNikonレンズを採用。
その特徴である小型軽量さは今でも十分通用し、持っているのを忘れるほどです。
写りもなかなかですが、若干ピントが甘く感じます。
ファインダーが見づらいのと、シャッターボタンが
電卓のキーをたたいたような感触で、クリック感が無いのはNG。
でも、小型カメラながら、様々なストロボ同調モードを持つなど、なかなか侮れないカメラです。


MAMIYA

MAMIYA 645PRO

 645PROは風景専用として購入。
ブローニー版の描写性は35mmとは比べ物になりません。
35mmほどの携帯性と軽快感は無く、このカメラを構えると、
『さあ撮るぞ!』という気持ちになります。
 システムも充実しており、AEファインダーやモータードライブ等各種揃っていて
将来のシステムアップも可能です。
ただし、私自身写真を撮っているときのスタイルを気にしますので
やはりここはウエストレベルファインダーと思って一番安いシステムとなっています。
(写った写真には関係ないのですが・・。)
ウエストレベルファインダータイプは、電池の消耗もきわめて少なく、GOODです。
現在はオートフォーカスの新型にモデルチェンジされています。

645PRO645PRO


CONTAX

CONTAX G-1

 CONTAXといえばライカと張り合うドイツの名門メーカー。
現在は日本の京セラから供給されています。
G−1は、オートフォーカスレンジファインダーの最初のカメラで、衝撃的なデビューをしました。
その魅力は、ツアイスレンズと持っていることを優越感に変えてくれる雰囲気にあります。
現在はG−2にモデルチェンジされています。

G1 G−1

 このカメラを持っているだけで恍惚感を感じることができます。
名機の一つに加えられるカメラでしょう。
全体がチタンで覆われたメカニカルな印象・何ともいえない高級感、各操作スイッチの感触。
どれをとっても一流です。
これほどに持つことを喜びにできる国産カメラは、ほかに無いでしょう。
 レンズはかの有名なカールツアイスを装備。
その写りは実際のネガをみれば他社のレンズがおもちゃに見えるほどです。
まず驚いたのは諧調。
パソコンで言えば256bitの画像とフルカラーの画像の差のような感覚です。
コントラスト、シャープネスとも言うことなし。
35mmでありながら半切大に延ばしても まったく問題ないポジ・ネガが得られます。

欠点としてはピントがシビヤなところ。
ピントの的中率は一眼レフより劣ります。
それと露出のばらつきが大きいこと。
電池がリチウムでいざという時に手に入らないことです。
いずれにしろ、使いこなすには面白いカメラです。


FUJI CARDIA

AF600の前に使っていたコンパクトカメラ。
しかし、レンズにはFUJINONが使用されその描写性、階調、色再現性はなかなかです。
今でも時々サブカメラとして活躍しています。

CARDIACARDIA

SONY DSC−F1

DSCF1DSC-F1

今ではすっかり旧式になってしまった38万画素という
チョーLowスペックのデジタルカメラSONY DSC−F1は、
今でもちょっとした仕事の記録に使っています。
もちろんこのHPの写真もこれで撮影したものです。
最近はメガピクセル機が主流のデジタルカメラですが
DSC−F1は38万画素の骨董品スペックです。
いまなら、1万円以下で買えるオモチャデジカメと同じ画素数ですね。
しかし、画素数が少ないことが幸いし、記録速度の早さは群を抜いており、
逆に存在感が出てきたと感じています。
実は、このカメラで仕事用のカタログ写真を撮ったのですが、印刷の上がりはまったく問題なし。
結構使えるのです。

 


実は、このほかにOLYMPUS トリップ35なるコンパクト骨董カメラも有ったのですが、現在は行方不明です。

子供の頃の話になりますが、叔父から二眼レフのカメラをもらいました。
今思えば、恐らくローライフレックスだったと思うのですが、子供だったため、そのカメラを
壊してしまった思い出があり、今でも残念で仕方有りません。
今有れば、すごいことになっていたのに。
思い出すたびに悔しい思い出です。
そんなこともあって、OMシリーズは生涯大切に取っておきたいと心から感じています。
それにしても、親戚の子供に高価な二眼レフカメラをくれる叔父がいたというのも
幸せなことだったと思います。


戻る