[児島宏子の奄美日記]


うさぎの恩返し


うさぎの恩返し
アンドレ・プラトーノフ 作/イリーナ・ザトゥロフスカヤ 絵/児島宏子 訳

四六変型判上製56頁 1,600円(税別)

2011年6月25日 初版発行

ISBN978-4-89642-384-6 C0097
未知谷

少年と灰色うさぎ、無垢なる善良と歓喜の物語

この絵本の37ページを開いてみましょう。私たちをじっと見ている少年。向かい合っていると、彼の喜びが伝わってきます。お子さんがいらっしゃる方、接していらっしゃる方、もう子育てがとっくに終わった方も、彼と同じ年頃のみなさんも、少年から発してくる喜びと善意に満ちた光が感じられることでしょう。これこそが、民話の持つ力であり、再話したロシアの作家プラトーノフの、挿絵担当イリーナの強い思いだったのではないでしょうか。それは、私たちの、心からの願いにも重なることでしょう。
(「あとがき」より)

*挿絵25枚、総ルビ

amazon


[児島宏子の奄美日記]