• J's Tipo (ジェイズ・ティーポ)

     ご存知、外国車中心の自動車誌「Tipo」の姉妹誌にあたるのがジェイズ。
     こちらはあらゆる年代の「日本車」にスポットを当てているのが特徴。
     いずれも、クルマの個性的なモディファイを推奨しているところは同じ。
     
     スカイラインやZ、そしてロータリーのファンに人気の企画が目白押し。
     往年の名勝負、スカイライン対セブンの現代版対決のコーナーにも注目されたし。
     年末には読者投票による「好きな日本車」ランキングがあり、
     読者の趣味嗜好を反映して、他誌とは異なる意外な順位で楽しませてくれる。

     全体的に、ちょっと古い時代の日本車が話題の中心になることが多い。
     クルマに対する距離感が自分ととても近く親近感を持てる。
     おそらく、編集スタッフが自分とほぼ同年代の「スーパーカーブーム」世代
     であることもその一因かもしれない。

     日本車好き・クルマ好き・旧車好きの人に超オススメの一冊。
     ワタシも何度か登場させていただきました…。

      ・ネコ・パブリッシング (毎月16日発売)

  • Racing On (レーシングオン)

     これまたご存知、オートスポーツ誌(AS)と並ぶ日本の2大レース専門誌の一方の雄。
     モータースポーツに興味を持ち始めた学生時代は2冊とも買っていたが、
     数年前にAS誌が誌面のイメチェンを図ったのをきっかけに(読みにくくなってしまった)
     一気にR’on誌へ傾倒した。

     ワタクシ一番のおススメが、英国人ベテランジャーナリスト、ナイジェル・ルーバック氏の「5thコラム」。
     モータースポーツの「ご意見番」的存在である氏のコラムには有名ドライバーも生々しく登場し、
     その交友の広さも垣間見えるが、豊富な経験と見識の高さに裏打ちされた、
     とても示唆に富む話が多い。

     この手の専門誌の特徴でもあるが、海外レース記事の多くは外国人記者のレポートの翻訳版であり、
     日本人レーサーについても、特別なひいきのない客観的な評価をうかがい知ることができる。
     
     F−1に関しては特に誌面を多く割いており、今宮純氏の寄稿もあり。
     もちろん、TV放映のないレースについてもしっかりと内容を把握できることはいうまでもない。
     スーパー耐久やF3、全日本ラリーやNASCARなども面白いカテゴリーである。

      ・ニューズ出版  (隔週金曜日発売)