日本のSF

(雑誌)

SFマガジンは2006年4月号を持ってめでたく600号となり、現在も日本唯一の月間SF専門誌(紙の媒体)として発行されています。(残念なことに今や隔月刊になってしまいました)
ただ、SFマガジンと背表紙に書いてある分だけを買っていても全巻は揃いません。途中で、特集号と『ハヤカワHi!』が臨時増刊と言う形で発行されているため これを買ってないと連番になりません。正直なところ『ハヤカワHi!』は、しかたなく買ってましたので、終わったときはほっとしました。
奇想天外はこの名前が捨て難いのでしょうか、ここには載せませんでしたが、出版社を替え第3期(計12冊)も発行されています。ただ、翻訳作品は掲載されていません。
星雲については、確かにめったにお目にかかることはない珍しい本。本誌の最後のところに「米国から1000部、オーストラリアから500部」 と書かれており、(明確には注文があったとか、送ったとか書いていない)そのせいで、国内流通分は少なく稀覯本となっている。というのが通説になっているが、本当に1500部もこの時代に海外に発送したのか?また、発行前から1500部海外注文があるならそれは別にして国内分を印刷すると考えるのが普通ではないかと思う。ウィキのよると、横田 順彌氏がアッカーマンから貰った星雲は矢野徹氏が、アッカーマンに郵送・プレゼントした品であった可能性が高いと書かれているが、1000部の内の1冊とは違うのか?
ここに掲載された雑誌合計すると約1000冊になります。(一部の雑誌の最終巻がよくわからないのですが)。

星雲

創刊号
1951

SFマガジン

創刊号
1959.3〜

奇想天外

創刊号
1970.1〜10

復刊 奇想天外

創刊号
1976.4〜81.10

SF宝石

創刊号
1979.8〜81.6

日本初のSF専門誌1号のみで廃刊・SF専門誌としては一番の稀覯書。全部で何部発行? 現在日本で唯一のSF専門誌・1〜3号までの合本がハードカバーで発行されています。初期の18冊は丸背と呼ばれています。 10冊発行・フロクがついてます。4号までは井上洋介のグロテスクな表紙、残り6冊は川奈保雄のスマートな表紙です。 67冊+別巻15冊。39号までは樽喜八のコミックタッチ、残りは稲葉隆一のSFらしい表紙です。別巻は本誌とは独立した内容です 翻訳物中心に12冊発行。内7冊は佐藤憲吉が表紙を描いています。でもどれ見ても同じに見えます。アシモフSF誌と提携していました。
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SFアドベンチャー

創刊号
1979〜1993.7

幻想と怪奇

12号
1973.4〜74.10

NW−SF

創刊号
1970.7〜82.12

SFワールド

2号
1983.8〜85.1

SFビック

創刊号
1978.11〜79.7

日本作家中心に 幻魔大戦が有名。海外作品は僅かしか載っていません。目次が見にくいのが困りもの。152冊+増刊9冊 SF専門誌ではないが必須アイテム12冊。歳月社発行(創刊号のみ三崎書房)ここに上げた最終号はWEIRD TALES特集 NW=no wonderですから、ここに載せた雑誌の中で一番読んでもおもしろくない雑誌です。見栄えもしません。18冊発行 日本作家物7冊発行。小説推理臨時増刊として発行された。1号以外は天野嘉考が表紙を描いた。 10冊発行。表紙、短編小説、コミックすべて二流以下。救いはパルプ雑誌の表紙紹介がよく載っていたことだけ。むりして買うことない
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月刊バルーン

創刊号
1979.9〜79.12

SFイズム

7号
1981.5〜

スターログ

46号
1978.8〜1987.2

SFファンタジア

3号
1977.3〜79.

ウィアードテールズ

創刊号
1984.7〜85.5

SF専門誌とはちょっと見にはわからない。SFビックと同じ創明社発行(ただし4号のみ、みのり書房発行)。4号で廃刊か?ボク、ディックの翻訳も連載されていた。 SF作品の評論?の本。16冊発行。「SFの本」(これも評論の雑誌で9冊発行?)もあるが、レイアウトの都合上省略。どっちも無理して購入する必要なし。 いさぎのよい100号で廃刊。別冊2冊+増刊2冊(バンピレラ1,2)で完全揃い。本が薄くて大きいので立てると曲がり癖が困りもの。ダースベーダーで創刊号の表紙をスタート、最終号の裏表紙ダースベーダーで終わる。あっぱれ。 雑誌ではなく、ムック。この手のムックの先駈けとなったもの。読む必要のない、見るだけで楽しめる本。復刊を期待する。七冊発行。武部本一郎表紙画 国書刊行会発行、その名の通りWEIRD TALESの翻訳雑誌?、最初の5冊は年代別に短編を翻訳、6巻は体裁を変え別巻としてWEIRD TALESの紹介、全巻インデックスがすばらしい。
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