「A Princess of Mars」初版は、1917年「McCLURG」より発行、再版以降は「GROSSET&DUNLAP」より発行されました。
基本的にバローズの他の作品も同様に発行されました。その後、長い間絶版状態だったのを版権問題について話し合いが行なわれ、
ターザンと火星はバランタインに、金星とペルシダーはエースに正式に版権が移り、
ペーパーバックで発行されました。
そして、1970年になって「BOOK CLUB EDITION」として「DOUBLEDAY」から合本形式で
ハードカバーで発行されたものがこれです。最初の5冊はFRAZETTAが表紙とイラストを、最後の1冊のみ
アングラ系のコミックアーティストとして有名なCORBENが表紙とイラストを書いています。
「The Gods of Mars & The Warlord of Mars」「Thuvia Maid of Mars & The Chessmen of Mars」 「Llana of Gathol & John Carter of Mars」
の３冊は、表紙から裏表紙まで一枚の絵になっています。
マニアの条件
ジャケット付き
どうも、アメリカ人の感覚はよくわかりませんが、アメリカ人は本体とジャケット（日本で言うところのカバー）とは 別物と考えているようで、日本ではカバーのない本は、大きなマイナス評価となり値段がドンと下がるのですが、 アメリカではジャケットの有る本は大きなプラス評価となり値段が上がる。なんだ同じじゃあないかと思われるかもしれませんが、 ここを勘違いすると、実物を手にとって見るのではなく、カタログなんかで購入するときに、痛い目にあったりします。 要注意です。本にはどこにも刊行年等かいてありません。何回か版を重ねているようですがそれもよくわかりません。
評価価格
$１５〜３０ぐらい（ジャケット付きで）
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