「草野球の窓」

拝啓 新興チーム様

 草野球チームは現在も全国で増え続けています。気の合う仲間どおしでチームを作り、草野球を楽しむことは素晴らしいことです。「草野球の窓」はそんな新興チームを応援します。

 しかし、実際には新興チームであるがゆえに、マナーやルールの解釈などの面で先輩チームからヒンシュクを買うケースも少なくはないようです。そしてそれらは場の雰囲気などもあり、グランドで直接伝えられないことがほとんどです。

 2000年7月から2ヶ月間、先輩チームがこれから伸びていこうとする新興チームへ、グランドで直接言えなかった意見を募集いたしました。いただいた意見のすべてではありませんが、新興チームの方々には貴重な助言ばかりです。(新興チームでなくとも当てはまる箇所があろうかと思いますので、今後の活動の参考にしてください。)

返事は早く!  2000.7.21
 メールなどで対戦申し込みが来た場合、出来るだけ早く返事をしましょう! 1週間も過ぎると、相手も困るし、二度と声をかけてもらえなくなる恐れがあるので。

試合球2個は当たり前です。  2000.7.22
 グランドを確保して試合に誘ったとしても、あくまでも場所を用意したということであって、道具まで提供するという意味はありません。野球の試合は対等に行なわれるのですから、試合球は双方が用意するのが当たり前です。ニューボール、もしくはそれに近い状態のボール2個は最低用意して試合に来てください。

道具は揃えましょう。  2000.7.24
 必要な道具はきちんと揃えましょう。キャッチャーマスクやバットを借りるのはやめてください。野球をするのに最低限必要な道具は買いましょう

時間厳守!  2000.7.24
 とにかく相手に失礼のないように試合時間には遅刻・ドタキャンをしない事が大前提です。最低でも30分前ぐらいには現地に集合しましょう。対戦相手としては、これが一番こたえます。一人一人が貴重な時間を割いているのですからくれぐれも遅れないように。

負担金は自発的に早めに。  2000.7.25
 負担金は現地に着いたらなるべく早く払ってください。こちらからは、なかなか言いにくいものです。それと、対戦相手募集の時、負担金を折半と書くのはやめた方がいいです。例えを書くと、¥1500(折半)という方が、わかりやすいですよ。この方が問題が起きませんから!

ファールボールとグランド整備  2000.7.25
 基本的にファールボールは攻撃側が取りに行きましょう。知らん顔して全然拾いに行かないチームとは二度と試合したくありませんね。あと試合後、グランドの整備もせずにさっさと帰ってしまうチーム。グランドがあるおかげで野球が出来るんだから感謝の意を込めてちゃんと整備しましょう

用が済んだら掲示板から削除を  2000.7.26
 これは、新興チームに限ったことではないのですが、ここの掲示板に告知してから対戦が決まったチームの幹事の方は、必ずログを消すようにしていただけると、さらに利用しやすくなると思います。「もう対戦相手が決まりました」という返事をもらった後でもいつまでも掲示が残っているチームははっきりいって不快です。多少の時間のずれは仕方ないですが、掲示板に載っているチームは取り敢えずは募集しているという慣例が欲しいものです。
  【幹事注】まったく同感です。

応募メールには最低限の項目は書きましょう  2000.7.26
 対戦相手を募集して、応募いただけるのはうれしいのですが、いきなりメールで「試合をお願いします」だけでは、何のことかわかりませんいつの試合で、自分がどこのチームで、連絡先がどこなのかくらいは明記していただきたいと思います。
  【幹事注】これは一部日常生活でも当てはまりますね。

ユニフォームは用意しましょう  2000.7.29
 いくら形ではなく気持ちだといっても、ユニフォームは最低限の礼儀だと思います。特に夏の暑い時期に短パンのキャッチャーなどを見ると、怪我が心配でなりません。また、対戦するチームにしても、緊張感がなくなります。ユニフォームのないうちは、ひたすら練習に励みましょう。そしてユニフォームが完成したら対戦申し込みをしましょう。
  【幹事注】ユニフォームの是非については、グランド倫理問題で議論がなされ、当サイトとしての統一見解を掲載していますのでご覧ください。ただここで間違いなく言えるのは、短パンでキャッチャーをやってはいけません。逆に言いますと、キャッチャーは短パンではできません。

試合前に内野に入らないで!!  2000.7.31
 せっかくグラウンド整備されているのに、試合前にベンチまで行くのに内野を横切ったり内野でキャッチボールをしたりするのは避けてください。あまり良い気分はしません。

攻撃側は速やかに審判を出しましょう  2000.8.12
 審判は攻撃側が出す…というのをよく見かけます。ここで問題なのが、なかなか主審が現れないこと。投球練習も終わって、打者も居るのに審判がいない。時間の無駄なので、審判は攻撃側が出すという条件であれば攻撃側は速やかに審判を出しましょう
 また、そのような条件であれば、審判に対する不服もやめましょう。ルール上の問題ならともかく、ストライクボールの判定に不満をもつのは、どちらも一緒。そういう条件なのだから仕方の無いことです。

10分前には切り上げましょう  2000.8.15
 ほとんどの地域が、グランド使用時間2時間で取っていると思われます。次のチームが準備して待っているのなら、練習試合を2時間ギリギリまでするのはやめましょう。
うちの地域では終了15分前には試合を終了し、グランド整備に入ります。その時間を考慮して、少なくとも10分前には切り上げましょう。よくギリギリまでやって、グランド整備も適当にして切り上げるチームがあります。みんなのグラウンドなのだから、他の人の事も考えて利用しましょう。

挨拶くらいはきちんとしようね  2000.8.18
 特に学生チームに多いのだけど、「よろしくお願いします」とか「また呼んでくださいね」と言えないチームが意外に多い。お互いが気持ち良く試合できるためには、そんなコミュニケーションも大事だと思います。野球以前の問題だよ。

人数が欠けたらまず連絡を  2000.8.22
 対戦相手によっては下記のようなパターンがあると思われます。
 ■揃わないならまえもって日延べもしくは中止。
 ■欠けていてもいいからとにかく来て下さい。
 対戦相手によってその対応はまちまち。自分たちの判断で動かない方がいいと思います。あと、どうしたって当日は避けてもらいたいですな。

事前の相互連絡は重要  2000.8.22
 対戦依頼や依頼を受ける時は正式に約束する前に以下の事を明確に相互連絡しておければ相手側に貴重なグラウンドと時間をいやな気持ちで消化させる事は無いと思います。

(1)ユニフォームは統一しているか。(帽子、アンダーソックス、アンダーシャツ等も含め) (2)道具は準備できているか。(バッド、グローブはもちろん、試合球2個、レガース、ヘルメット、キャッチャーマスクといったものまで、欠けている場合は伝える必要がある。連絡しておけば相手側が用意できる場合もある) (3)審判は用意してあるか (4)グラウンド等設備料金はいくら用意すればよいのか

 以上の事は必ずしも満たしてなければならないというわけではなくて、事前に相互連絡しておいて欲しいということです。本来草野球に共通の規則は必要なく、対戦するチーム間のルールさえあればよろしいのではないでしょうか。当日になって道具が足りないと言われれば大変不快な思いはしますが、事前に伝えてもらえれば、例えバットが無かったとしても快く貸し出すことができるでしょう。

野球に敬意を  2000.8.31
 ユニフォームのあるなしは随分と話題になっていますが、私が最近感じたのは、ユニフォームがあるのに、着ていない。帽子もあるのにかぶらない。前ボタンはだらしなくあけて胸がはだけている。たとえ草野球でも野球をやるからには、野球に敬意を示して欲しいと思います。いろいろと考え方はあると思いますが、相手チームへのマナーの前に、根本は野球そのものに対するマナーではないでしょうか。

汚い野次は慎みましょう  2000.9.4
 とにかく、汚い野次は慎みましょう。チームの選手だけでなく付き添いの友人や、見物人にも慎んでもらいたいものです。

試合球は公認球を出しましょう  2000.9.6
 試合球2個は当たり前ですが、公認球2個は当たり前になっていないようです。練習試合だからといって安い練習球を出すチームがありますが、練習球は飛ばない、柔らかいといった問題があります。公平を保つためにもなるべく公認球を使いましょう。


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