メディアアートは、簡単に言ってしまえば、コンピュータやマルチメディア、その他の先端技術を取り入れたアートのことです。
ただし、CGやデジタルサウンドなどの作品は、通常、メディアアートと呼びません
。メディアアートの作品は、何がしかの体感性を備えています。
体感性というのは、つまり、さわって体験できるということで、作品との対話(インタラクション)を通じて、「発見」や「驚き」などがもたらされます。
形態としては、パフォーマンスとインスタレーションの2つがあります。サウンド関係のメディアアートで言えば、パフォーマンスだと、たとえば、自分で考案した楽器や映像装置を使用して、人前で見せるというようなことが考えられます。
また、インスタレーションの1つの形態なのかもしれませんが、体験型装着装置などの作品もあります。たとえば、バイザー型のディスプレイを装着して、仮想空間を体験するようなものがこれにあたります。
インスタレーションは展示される作品のことで、たとえば、人が作品に近づくとセンサーで感知して、音を鳴らしたり、映像を投影したりなどの作品がこれにあたります。
また、最近では、パフォーマンスやインスタレーション以外に、インターネットを利用するタイプのメディアアートもあります。
メディアアートの作品では、インターフェイスというものが重要になってきます。前知識の無い方は、インターフェイスについての説明もご覧ください。 |