| 研究テーマ->ジャンル研究->音階・音律->純正律
          が目指すもの | 
    
        |  | ここでは、音律について記述します。 |  | 
    
        |  | 
    
        | 
         | 
    
        |  | 
    
        | 
            
            
                
                    | なぜ色々な音律があるのか |  
                    | 
                        
                            
                                | そもそも、なぜ、十二平均律や、純正律など、色々な音律があるのでしょうか?それは、音律によって、和音の響きが異なるからです。もっと具体的に言うと協和音の協和度が異なります。 |  |  | 
    
        |  | 
    
        | 
            
            
                
                    | 協和度とは何か |  
                    | 
                        
                            
                                | ドとソの音の協和度は高いです。ドとシの協和度は低いです。 ドの波形を青、シの波形をピンクとすると、重ねた和音の波形は、黄色のようになります。黄色の波形は安定せずに、形が一定していないことがわかります。なぜ安定しないかというと、シの周波数が、ドの周波数の1.875倍という、キリの良くない数字になっているからです。
 |  
                                | 
                                 |  
                                | 同様に、ドの波形を青、ソの波形をピンクとすると、重ねた和音の波形は、黄色のようになります。黄色の波形は安定していることがわかります。なぜ安定するかというと、ソの周波数が、ドの周波数の1.5というキリの良い値になっているからです。 |  
                                | 
                                 |  
                                | キリのよい倍率の波形を合成して得られる波形は、安定していて、このような音を聞くと、協和度が高く聞こえます。 |  |  | 
    
        |  | 
    
        | 
            
            
                
                    | 平均律の協和度 |  
                    | 
                        
                            
                                | 同様に、平均律のドとソと、その和音の波形を描くと、下のようになります。 |  
                                | 
                                 |  
                                | 上図の範囲では、安定しているように見えますが、時間が経過すると、下図のような形に変化していきます。
                                さらに時間が経過するともっと変化していきます。このような音を聴くと、純正律の音よりは協和度が低く聞こえます。つまり、純正律のように、1.5というキリの良い比率ではなく、1.498という比率に周波数がなっているために、協和度が低くなっているわけです。 |  
                                | 
                                 |  |  | 
    
        |  | 
    
        | 
            
            
                
                    | 純正律の問題点 |  
                    | 
                        
                            
                                | ではなぜ、協和度の高い純正律よりも、十二平均律が使用されることが多いかというと、純正律は組み合わせによって、不安定な音程(ヴォルフトーン)が出来たり、調ごとに調律を変えなければならないなどの面倒くささがあるからです。 |  |  | 
    
        |  | 
    
        |  | 
    
        |  |