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システム・エクスクルーシブ・コマンドについて解説しています。
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リセット・コマンドとは?
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ローランドやヤマハの音源は、通常、「GSとGM」、「XGとGM」など、自社の規格と、共通規格であるGMの両方をサポートしています。ですから、これらの音源を使用する場合、自分が意図している規格を音源側に教えてやらなければなりません。これを行うのがリセット・コマンドです。
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いつ必要か?
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リセット・コマンドは、どの規格で音源を使用するかを指定するために使用します。音源は、コンピュータ側から次々に送信されるデータを忠実に処理するだけで、いつが曲の始まりで、いつが曲の終わりかを理解しているわけではありません。ただ、「ド」の音を出せという指令がくると、「ド」の音を出し、音色を変えろという指令がくると、そのための処理を行うだけです。一度、GMなり、GSなりのリセット・コマンドを受け取ると、曲が終わろうが、次の曲が始まろうが、次のリセット・コマンドをうけとるまでは、ずっと、その規格のモードで動作しつづけます。
ですから、ホームページのBGMなどでは、リセット・コマンドを入れていないと、そのページを見る人が直前に再生した規格のモードで、再生されてしまいます。この際、音色やリバーブやコーラスなどの設定も、前の曲から引き継ぎますので、不都合がおこります。これを避けるために、常に曲の始まりには、リセット・コマンドを入れておくことが必要となります。
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各規格のリセット・コマンド
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GM |
F0 7E 7F 09 01
F7 |
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GS |
F0 41 10 42 12 40 00 7F 00
41 F7 |
10の部分はデバイスIDで、状況により、値が変わります。 |
XG |
F0 43 10 4C 00 00 7E 00
F7 |
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入力方法と注意点
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シーケンスソフトには、これらを一覧から選択するだけで、簡単に入力できるようになっているものもあります。また、最初のF0が自動的に入力されるために、F0を特に記述する必要がないようになっているものもあります。
これらのリセット・コマンドを受け取ると、音源側では、初期化のための処理が行われます。この処理には、多少の時間を要しますので、リセット・コマンドの後に1小節程度のブランクを置いてから、曲がはじまるようにデータを入力します。
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