下記のようなポイントがあります。
(1)人の声にフォーカスしたり、雑音をカットしたりする機能
(2)調整のサービス
(3)水ぬれした場合やなくした時の対応 |
(1)は、プログラムによって、人の声を強調したり、騒音をカットしたり、突然の雑音をカットしたりする機能です。高いものほど高機能です。 |
販売店は(1)だけ強調して売ってくる場合がありますが、補聴器では(2)のほうが重要です。個人的には(2)を強調してくる販売店のほうが信頼がおける感じがします。
補聴器をつけると、突然、音が良く聞こえるようになります。このため、それまでは聴こえなかった雑音までよく聞こえるようになり、それが煩わしくて、せっかく買った補聴器をあまり使わないということが発生します。もちろん若い時分にはそれらの雑音も聞こえていたわけで、補聴器を長くつけていれば、そのうち、若い時分のように気にならなくなります。なので、突然、音がよく聞こえるようになって補聴器が煩わしいということにならないように、1か月くらいかけて、補聴器を調節することが必要です。
販売店がそこまで手間をかけてくれるかどうかは分かりm船が、理想を言えば、最初は、あまり補聴器の機能をフルに使わず、すこしずつ聞こえるように1か月間かけてだんだん、よく聞こえるように調整していくのが良いわけです。メガネ店など、ついでに補聴器も販売している的な店では、そこまで細かな調整を行ってくれるか疑問です。月に1回くらい、メーカーの人が来店するので、その日に調整しますみたいな感じの店も多いようです。専門店だと、常時、調整を行ってくれるのですが、近くに店がなければ、これまた気楽に調整に行くということが難しくなります。 |
調べたかぎり、(3)をあまり、重要と考えている人はいないようですが、実際は、これも大事です。
高齢者がはじめて補聴器をつけると、何がおこるかということを想像してみてください。私が心配したのは下記のことです。
(A)補聴器をつけたまま、シャワーをあびたり、風呂に入ったりしてしまう
(B)外出先で補聴器を紛失する(たとえば銭湯に入るとか、大きな音で音楽を聞くような場面で補聴器をはずしてしまうとか)
補聴器には、簡単な防水の機能がついているものが多いです。
紛失に関して保障対象にしているメーカーは極めてすくないですが、bernafonというスイスのメーカーが比較的安いモデルでも紛失保障をつけているようです。保障がない場合は、目立つ紐をつけて名前と住所を書いておくなどの対策が必要です。なんせ、20万以上するのですから。補聴器を家の外で失くした場合、戻ってくる可能性は限りなくゼロに近いそうです。 |