アラカルト->音楽の雑学->アルプス一万尺  
  アルプス一万尺という曲について書いています。  
 

 
 
発端
「アルプス一万尺」という歌詞ではじまる有名な童謡があります。日本のタイトルも「アルプス一万尺」になっていたと思います。
私が米国に留学していた頃、「ヤンキードゥドル」というウィルスが流行ったことがありました。知り合いに、これと似たウィルスを作成しようとしているコンピュータ専攻の学生がいて、その人によると、このウィルスは、何らかの経路でパソコンに進入し、ある日のある時刻になると、画面がおかしくなって、「ヤンキードゥドル」という曲を演奏するということでした。その時、「ヤンキードゥドル」というのが何のことか分からなかったのですが、後でそれが、「アルプス一万尺」のことだと分かりました。「ヤンキー」というのは、「アメリカ人」のことですから、もっとアメリカの民謡かなにかだろうと想像していたので意外でした。私は、「アルプス一万尺」というのはスイスの民謡だと思い込んでいたのですが、なんと、アメリカの民謡だったのです。あの歌詞はおそらく、日本だけのものだと思います。
 
歌詞が変
「アルプス一万尺」の歌詞は、1番しか耳にすることが無いと思いますが、全体的に変な感じです。1番に「コヤリの上で」という歌詞がありますが、これが何か分かっている人は少ないと思います。私などは、子ヤギかな?とか思ったりしていました。(それだとしても意味不明ですが。)「小槍」というのは、日本の槍ヶ岳地方にある山のことらしいです。つまり、「アルプス一万尺」のアルプスは日本アルプスのことだったのです。
童謡のCDを聞く機会があり、この歌は実は長いのだということが分かりました。CDには8番くらいまで入っていたと思います。何番か分かりませんが、唐突に、「恋に破れてどうした、こうした」という歌詞が入ってくるところもあり、全体的に脈略が無いものが繋がっている感じでした。山で歩きながら歌う歌なので、歌詞は何でもいいのかもしれません。。。
 
歌詞とMIDIデータ
歌詞とMIDIデータは、こちらのページにあります。