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アナログシンセ
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ヤマハのアナログシンセサイザーです。モノフォニックといって、一度に1つの音しかだせないので、和音を演奏することができません。中に真空管が組み込まれているのか、電源を入れてから音が安定するまでに30分くらいかかるらしいです。写真で見ると小さく見えますが、実際は、大きくて重たいのです。しかも、スタンドと本体が一体になっているのです。(今のキーボードは、キーボードとスタンドは別々ですよね。)
写真では見づらいですが、盤面には無数の丸いつまみと、幾つかのスライダーがついています。オシレーターと呼ばれる音の波形の元となるものを組み合わせたり、フィルターをかけたりして、目的の音色を合成するわけですが、仕組み上、固い音が苦手で、固い音を作るのに、リングモジュレーターという別の機能(?)を搭載している機種もありました。写真のシンセサイザーは、このリングモジュレーターを搭載していましたが、ベルや金属っぽい音がそれほど上手に作れるわけではありませんでした。
なんにせよ、目的の音色を作るのに膨大な時間がかかりますし、音色の記憶ができませんから、違う音色に変更するには、つまみを1つづつ動かして設定していくという作業が必要で、なんとも非効率極まりない機械です。
もちろんMIDI接続の機能はありませんでした。
のちに発売されたデジタルシンセは、金属的な固い音も簡単に作れましたし、音色の記憶もできたので、素早い切り替えが可能でした。 |
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表示と操作がデジタルなアナログシンセ KORG POLY61 |
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作った音色が記憶で来て、パラメータもデジタルな数値表示が行われるというシンセですが、構造的にはアナログです。和音も出すことができました。MIDI出力の端子はなく、MIDIが普及してきた時点で、後づけでMIDI端子を装着するというようなサービスをKORGが行っていたように思います。
音は、デジタルシンセのような固い金属的な音は不得意でしたが、逆にストリングスなど丸い音はデジタルシンセよりも優れていました。
のちにPOLY800という、同様の音色でちょっと小さい版がでてきて、人気をはくしました。 |
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楽器の考案者・考案時期 |
シンセサイザーはテルミンを元に考案されたと言われています。最初にシンセサイザーを作ったのはロバート・モーグ(ムーグ?)博士と言われています。 |
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