映画 Men In Black  

日時:2001.01.12(fri) 21:00 - 日本TV放送(1997年 米国作品)
キーワード:エイリアン記憶消去宇宙船、引退

内容:
 "K"(Tommy Lee Jones)はアメリカ国内に密かに暮らすエイリアン達を監視する機関の職員。ある夜、メキシコ国境で密入国者達の中に人間に変装したエイリアンを見付けた"K"は抵抗するエイリアンを警官の目の前で特殊な武器で殺す。しかし、"K"は記憶を消す装置(光って、放出される電磁波で記憶を消すらしい)で警官らの目の前で起きた出来事を何事もなかったように処理し立ち去る。
 "K"の相棒は年老いて引退を告げる。新しい相棒を探すことに。"K"が目を付けたのがNY市警のエドワーズ(Will Smith)。"K"から渡された名刺の住所に彼が訪ねると同様に採用試験に参加したツワモノ達が集まっていたが結局、"K"が気に入ったのはエドワーズ。彼は最初はエイリアンの存在を信じられなかったが、"K"に見込まれたこともあり仲間に入ることを決意。名前も"J"と改め、指紋はおろか、全ての過去をこの世から抹消されてしまう。
 そのNYでは人間の姿で約1,500ものエイリアンが暮らしている。ある星の王族であるエイリアンも人間の姿で暮らしていたが、ある日彼の命と、彼が持つ小さな「宇宙」を狙って宇宙から殺し屋がやってくる。その王族が殺され、ペットの猫が首輪に付けていた小さな「宇宙」が奪われてしまう。地球の危機が迫る。奪われた「宇宙」が取り戻されねば地球は宇宙戦争に巻き込まれ、一瞬にして地球ごと破壊されてしまう。「宇宙」を取り戻すべく"K"と"J"が活躍。宇宙船(UFO)で逃げるエイリアンを直前で仕留め、地球の危機は救われる。
 これを機に"K"も引退を決意。"J"に記憶消去装置を引継ぎ、自らの記憶を"J"の手で消させ、"J"の前から去っていく

感想:
 Executive ProducerにSpielbergもクレジットされている作品。設定によると数十年前から地球にはエイリアン達が訪問していた。公にはされてはいないが彼らは人間の姿で主にNYで生活しているというのだ。"K"らが所属する"MIB"という組織はエイリアン達の動きを常に監視しているらしい。その"MIB"でも奇妙な姿をしたエイリアン達が働いている。
 内容はたいしたことはないが、エイリアンの王族がもつ小さなアクセサリーの中に広がる(?)宇宙のように、我々の住む地球やそれを取り巻く銀河も、神々が戯れるビー玉の一つみたいなちっぽけなものかも知れない。というのがこの映画の最後のラスト。その神らしいのも奇妙なエイリアンのような姿をしていたのが気になる。
 "MIB"のユニフォームの黒いスーツに身をまとい、大真面目にエイリアン達と会話しているTommy Lee Jonesが可笑しい。それにしてもあの記憶消去装置は漫画チックだ!

更新日: 01/01/25