映画Witness
♪日時:2001.04.11(wed) 26:xx - TV朝日放送(19xx年
米作品:邦題「目撃者 刑事ジョン・ブック」)
♪キーワード:アーミッシュ、麻薬、殺人、同僚と上司
♪内容:
1984年、Pennsylvania州。アーミッシュの女性Rachel(Kelly McGillis)は夫を亡くし、幼い息子Samuelを連れて姉の住むボルティモアへ汽車で向かおうとしていた。途中、乗り換えのファイラデルフィアの駅のトイレでSamuelが、殺人の瞬間を目撃する。大便の個室にSamuelが入ったところ、洗面所で顔を洗っている刑事を黒人を含む2人組が襲ったのだ。ドアの陰から目撃してしまったSamuelは恐怖に怯え、じっと隠れていた。
事件の担当としてJohn Book(Harrison Ford)がやってくる。有力な目撃者としてSamuelとRachelは、Johnと犯人探し。片っ端から町のワルどもを次から次へ面通しする。しかし、Samuelが署で見たのは麻薬課のマッフィー刑事の表彰写真。犯人はJohnの同僚マッフィーだったのだ。Johnは上司のシェイファーに相談。マッフィーらは4年前に手入れで押収した麻薬、総額2200万ドルを横流ししていたのだ。実は上司シェイファーも”ぐる”で、早速マッフィーがJohnの命を狙いに来る。銃で腹を撃たれて重傷のJohnは、証人であるSamuelとRachelの身の危険を感じ、2人を車に乗せ、Pennsylvaniaの村へ戻る。
Rachelの父イーライが彼らを迎える。重傷のJohnは2日間寝たきり。なんとか傷が癒えると、アーミッシュの村でアーミッシュの服で身を潜める生活。いつ彼らの命を狙って、ワルどもがやってくるかも知れない。アーミッシュの村人は近代文明と距離を置き、質素に暮らす。電話もなく、交通手段は馬車。村人は虚飾を嫌う。
村人総出での納屋の建設を手伝ったりしていくうちに、RachelはJohnに惹かれていく。そうしているうちに、真相を知る相棒のカーターが消され、それを知ったJohnはシェイファーらに復讐を誓う。
しかし逆にシェイファーやマッフィーらが村に乗り込んできて、Johnらを襲う。が、あっさりマッフィーらはJohnにやられ、一人残ったシェイファーはSamuelが鳴らした鐘の音を聞きつけて集まった村人らに囲まれ降参。
事件は解決し、Johnは村を去ることに。しかしRachelとの別れが辛い。
♪感想:
宗教上の理由で近代文明とは距離をおくアーミッシュについては聞いていたが、その母子が映画の鍵を握る。夫を亡くしたRachelは、信仰には全く縁がないかに見える刑事Johnに次第に惹かれていき、その信仰に反するような行為に対して父とも反発がある。全てを捨てて村を去るか迷うところ。一方Johnは、口には出さないが、そのまま村に残るか、彼女を奪って村を去るかを迫られる。が、どちらも取らずに彼は一人村を去っていく。何ともだらしない結末。
アーミッシュの村での生活が大きな位置を占めるため、映画全体に独特な雰囲気がある。アーミッシュの村人はチョー原理主義者のように見えるが、現代人が忘れていた何かを持っている。
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更新日: 01/04/21
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