映画 Airforce One  

日時:2001.01.19(fri) 21:00 - 日本TV放送(1997年 米国作品)
キーワード:カザフスタンロシア大統領専用機、ハイジャック、テロリスト

内容:
 旧ソ連領カザフスタン大統領宮殿に深夜、パラシュート降下部隊が潜入し、権力者ラディク将軍を拉致し連れ去る。アメリカの息のかかったロシア共和国の部隊の仕業らしい。アメリカ政府もラディクの力を怖れ、ロシア大統領に強行を迫っていたのだ。折りも折り、アメリカ大統領マーシャル(Harrison Ford)はモスクワを訪問中。ロシア大統領主催の晩餐会でも強気の発言を公言。
 大統領は専用機Airforce Oneで帰国の途につく。その機にはロシアのニュースクルーとしてコルシュノフら数人のロシア人が同乗。実は彼らは報道人を偽ったテロリスト達であった。
 離陸後、アメリカのSPの中にテロリスト達を手引きする者があり早速、テロリスト達が行動を起こす。大統領は妻子も同行していたが、テロリスト達の手にかからる前に緊急脱出カプセルで脱出。かと見えたが、後に回収されたカプセルの中に大統領の姿はなかった。テロリスト達も彼が機を離れたと思い込み、方針を転換。大統領の妻子や側近たちを人質に、アメリカ政府やロシア政府に対し、彼らが支持するラディク将軍の開放を迫る。
 機のクルーは危険を察知、ドイツの空港に緊急着陸を試みるが着陸寸前に、テロリストに邪魔をされ、再び空に。機は一路、テロリストの本拠地カザフスタンを目指す。その最中にもアメリカ副大統領ベネット(女性)らアメリカ政府と交渉を続けるテロリスト達であるが、愚図愚図しているうちに一人、また一人と人質が殺されていく。
 一方、脱出したかに見えたマーシャルであるが家族や部下を気遣い機内で、密かに機を伺っていたのだ。彼の大活躍が始まる。テロリストを一人一人仕留めていく。彼の機転で、多くの部下達がパラシュートで脱出することが出来た。
 しかしテロリストもただでは済ませない。マーシャルや妻子、一部の側近は脱出に間に合わず、拘束されてしまう。観念した大統領はロシア大統領に直接電話し、ラディクの開放を依頼。ロシア側も仕方なく開放の手続きを採る。
 ホワイトハウスでは大統領がテロリストに拉致されているという現状から、大統領解任の署名が閣僚たちから集められつつあった。アメリカがテロリストに屈することは決してあってはならないことなのだ。
 ラディク釈放が決まって、油断したのか、拘束中のマーシャルが再び活躍。テロリスト達を全滅させる。ラディクも開放直後、ロシア大統領の指示で間一髪射殺される。
 全て解決かと思われたが、一難去ってまた一難。機がラディクの息のかかった領域にさしかかるとミグ戦闘機がAirforce Oneに攻撃を仕掛けてくる。アメリカ側の戦闘機もスクランブル発進。敵機を追い払う。が、次には燃料切れが近づき墜落の危険が迫っていた。
 着陸できる場所もなく、輸送機からロープ伝いで脱出する。まさに墜落寸前、最後のロープをめぐって、テロリスト達を手引きした張本人が本性を表し、最後の最後に大統領の命を狙う。が、マーシャルもこれを譲らず、間一髪、千切れたロープに捕まって脱出成功

感想:
 ベトナム戦争の経験もある武闘派大統領がランボーやターミネーターばりに大活躍。こんな大統領がいるもんかと笑っちゃうくらいに、Harrison Fordが活躍。内容は結局はアクションがメイン。ただヒーローが今回はたまたま大統領だっただけ。しかしこんな簡単に大統領専用機がテロリストにハイジャックされてしまっちゃマズイっしょ?
 そういえばつい先日、ブッシュ新大統領の就任式があったばかり。彼にはこの映画のようなアクションは望んじゃいけない。キャラが違う。
 レーガンやフィリピンのエストラダなど映画俳優も大統領になる時代。ハン・ソロ船長(Harrison Ford)が大統領になる日は近い?(ちょっと古かったか)

更新日: 01/01/27