能 鶴亀
♪日時:2004.01.25(sun) 15:00 - NHK教育放送
♪収録:2003.6.21
京都・金剛能楽堂
♪:金剛流
♪Memo:
シテ(皇帝):廣田陛一
ツレ(亀):豊嶋幸洋
ツレ(鶴):豊嶋晃嗣
アイ(官人):茂山七五三
ワキ(大臣)、ワキツレ(従臣)x2
笛、小鼓、大鼓、太鼓、地謡x8
舞台中央に宮と呼ばれる作り物(台状。屋根付き。皇帝の玉座となる)。
アイが登場(狂言方の衣装だが、頭だけが唐人風の帽子でちょっと妙)、皇帝が月宮殿に行幸することになったと告げる。アイが退場すると、シテ(衣装は緑色が基調。中国の貴人が被るような帽子)がワキ、ワキツレらを従えて登場。
シテが台に上がり、腰かける。ワキらはその左手に一列に座る。
ツレが鶴(鶴を象った冠り物。面は女性らしい顔立ち。衣装は紫基調)、亀(亀を象った冠り物。面は老人っぽい顔立ち。衣装は金基調)の順に登場。ワキら右手へ座り直す。ツレら並んで舞い始める。皇帝の長寿を讃える舞い。舞い終わったツレらはシテの右手に座る。
これに応えてシテが立ち上がり、唐団扇を手に舞い始める。
舞い終わるとそのシテを先頭に退場。皇帝らは長生殿へと帰っていく。
舞いが中心で、物語性に乏しく、退屈かも・・。
半能 石橋
和合連獅子
♪Memo:
シテ(白獅子):金剛永謹(26世宗家)
ツレ(赤獅子):金剛龍謹(長男)
ワキ(寂昭法師):高安勝久
笛、小鼓、大鼓、太鼓、地謡x8
舞台手前に左右に広い台。左右両側に大きな花を付けた牡丹の木(左・白、右・赤)。
ワキが法師姿で登場。彼は唐に渡った僧で、今まさに石橋を渡ろうとしていた。
シテ(獅子の面。後ろ髪長い。歌舞伎の連獅子よりははるかに短いが)登場。途中、橋掛りの手摺りに片足をかけ、凄んでみせる。続いて、ツレ登場(面を付けない直面である。顔見せのためか?)。同様に、手摺りに片足をかけたりする。勢いよく舞台に駆けてくると、白獅子は台上右、赤獅子は台下中央で、両者同じ振り付けで舞う。首を左右に何度も振りながら、長い髪をなびかせる。以前に見た歌舞伎のそれは頭がくらくらしそうなほど、ぐるぐる回していた記憶があるが、それほどは激しくない。
親子の演者による息の合った舞い。
♪参考資料:
「能楽ハンドブック」
戸井田道三・監修、小林保治・編(\1,500 三省堂)
更新日: 04/05/24
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