映画 2001: a space odyssey  

メディア:DVD (1968年 アメリカ作品、邦題「2001年宇宙の旅」)
キーワード:月、木星宇宙船、コンピュータ
製作・監督・脚本:Stanley Kubrick
原作・脚本:Arthur C.Clarke

内容とメモ:
  言わずと知れたSF映画の傑作。といっても私は子供の頃、TVで見てさっぱり意味が分からず、それっきり。最近、非常に安価なDVD版で登場したのを機に購入した。
 製作された1968年といえば私はまだ2歳。この年、ようやくアメリカは初の有人アポロ飛行に成功した(ミッション:アポロ7)。初の月着陸はその翌年のことだ(アポロ11)。それにしても34年も前の作品とは思えないほどの画像の美しさ。DVDということもあるのかも知れないが。
 さて、これを見た現在は2002年。映画では2001年には宇宙旅行が出来ることになっているが、残念ながら現実は映画には追いつけなかった。何億円もの金を出してロケットで宇宙に行ったという話も最近聞いたことがあるが、まだ一般的なものにはほど遠い。
 2002年の現在、映画で登場するもので実現しているものもあることにはある。目立ったものではTV電話に声紋識別、コンピュータを相手にさすチェスくらいだろうか。
 映画は全体的にゆったりした流れ。
 初めの方は人類の祖先と思われる猿たちが暮らす古代の地球が描かれる。そこに突然、黒い無機質な板のようなものが現れる。この石碑のようなものが物語の鍵で、未来の宇宙でも登場することになる。
 2001年、月面でその石碑と同じものが発見された。この物体は400万年前に埋められたと見られ、木星に向けて電波を送信していた。秘密裏に調査に向かったフロイド博士らは、その物体の前で突如、耳障りな奇怪な音に襲われる。
 その18ヶ月後、木星探査船が5人のクルーと最新鋭のコンピュータHAL9000を乗せて、木星に向かっていた。2人のクルー以外は人工冬眠していた。宇宙船の運航やクルーの支援をするHALは人と会話が出来るほどの高度な知能をもつ。そのHALが故障した。クルーたちに危険が迫る。

その他:
 コンピュータの信頼性に不信感をもったクルーの存在を亡き者にしてしまうHALが怖い。
 なんとか難を逃れたクルーのデイブはHALの中枢機能を停止させるが、その後の展開がさっぱり理解できなかった。なぜかデイブは年老いた姿でどこかの部屋にいる。そしてそこにはあの物体が・・。
 そして最後に彼は胎児に変わる。?????この年になっても結局、また分からんかった。

 「2001年宇宙の旅」をもっと知りたい方は、2001年宇宙の旅ホームページ


テーマ曲:
 「ツァラトゥストラはかく語りき」交響詩
 作曲: R.シュトラウス

更新日: 02/05/22