読書メモ ・「里山再生」 ・森遊び(⇒そんな暮らしに憧れる)。ツリーハウス、遊具(⇒おらが山) ・里山は「自然」ではない。人が手を加えるから里山 ・オオバコが生えている道は以前に人がよく歩いた道 ・原生林には植物も動物も少ない。林内は暗く、草が生えにくい。草の種類や量が少ない。樹木は優占種のみとなり多様性が失われる ・コバルトブルーの海も生物量や種類は少ない ・トキは里山の鳥 ・日本人は完全な自然を苦手とする。原生林では苦痛や不快感を伴う。先祖からの記憶としてもっている ・山林は農地に比べ開発が容易。農地は規制に守られている ・ササが繁茂すると他の草木が生えず、森に戻らない ・日本に出回る蜂蜜のほとんどが輸入物(約93%)。養蜂家の仕事で蜂蜜の採取はわずか。主要な仕事は受粉作業 ・花粉を運ぶ昆虫が減った ・植物には防御用の毒を出す機能がある ・里山には受け継ぐべき知恵がある ・キノコやカビは落ち葉や枯れ木を分解するときにCO2を排出する。温暖化のため、菌類の活動も活発 ・伐った木をその場でチップ化、ペレット化する機械 ・ダムの代替案としての遊水池には必要な面積が広くなる。用地買収が難しい。河川の堤防の嵩上げにはコストはダム以上になる ・降雨量の多い日本では基盤岩層も森林土壌も慢性的に満水に近い。大雨を吸収する余力は小さい ・大自然の災害を押さえ込もうという発想に、無理がある ・植物が出す有害成分。ライバルの植物を駆逐する。それが増えすぎると自らの生長も阻害する ・マツタケはデリケートな菌。木が若くないとダメ。雑菌に弱い。他のキノコ類が繁茂している森には生えない ・松とマツタケは共生関係 ・本当の清流に蛍は棲まない。好むのはちょっと汚れた水 ・全国で放流される鮎の4〜5割が琵琶湖産。地域的に偏った遺伝子をもつ ・都市住民が雑木林に求めるもの、お金を払ってもよいと思うものは空間と時間 ・木を伐る権利、焚き火を自由にする権利、開墾・開発する権利の売買 ・生産するリゾート ・森林療法を地域おこしに ・国内では木工の材料としての広葉樹が手に入らない。木工なら大量に必要とされない。雑木林の木でも天然乾燥で低コストで提供できる ・ゴルフ場の農薬問題は過去のもの。省農薬が進み、農薬も進歩 ・森林認証制度は認証コストが高い -目次- 第1章 「里山の自然」はどこにある? 「破壊」が生み出す里山 アマゾンもボルネオも里山だ ほか 第2章 「里山の危機」の正体 里山を襲う「開発」と「放棄」 もう一つの危機「移入種」 ほか 第3章 里山を取り巻く“自然界の掟” 里山は二酸化炭素を吸収するか 「緑のダム」の微妙な効用 ほか 第4章 人が里山にできること 森林ボランティアの里山観 環境教育としての里山づくり ほか |