読書メモ

・「なぜ日本人は学ばなくなったのか
(齋藤 孝:著、講談社現代新書 \720) : 2011.04.16

○印象的な言葉
・バカが日本を侵食している。「学ぼうとせず、ひたすら受け身の快楽にふける」
・学ぶ意欲は未来への希望と表裏一体。向上心を持たない人間は明日を今日よりも良い日だと信じることができない
・80年代のバブル期に日本人は壊れた
・無駄な物事を無駄と知りながら突き詰めて考えるという思考の習慣を失った
・心の不良債権
・日本人は学ぶことを楽しみ、人生の柱としてきた
・自分という個の才能を信じるだけではパワーも個どまりになる
・憧れが連鎖する社会は幸福な社会
・個性、自由を善とし、規律や強制を憎む心性が大人たちの心までをも侵食した
・教育に必要なのは刺激、機会、適度な圧力
・本を読んでいないと恥ずかしい。教養がないと人格まで疑われる
・技があってはじめて、自信がもてる
・おせっかいなのが大人の仕事

-目次-
序章 「リスペクトの精神」を失った日本人
第1章 やさしさ思考の落とし穴
第2章 学びを奪った「アメリカ化」
第3章 「書生」の勉強熱はどこへ消えた?
第4章 教養を身につけるということ
第5章 「思想の背骨」再構築に向けて