読書メモ

・「JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド
(Bruce A. Tate:著、角谷 信太郎:訳、オライリー・ジャパン \2,200) : 2011.07.17

○ポイント
・Javaは完璧な解答ではない。JavaのビジョナリーたちがJavaを見限り始めた。生産性に疑問、複雑化はとどまるところを知らない。フレームワークが乱立。
・Ruby on Railsが注目される背景にはJavaの代替案を求める気運の高まりがある。Rubyの簡潔さと力強さ。生産性が改善される実感
・Java/Rubyブリッジ
・JRuby:RubyのJavaによる実装。Javaとの統合が目的。Javaライブラリを活用したRubyプログラムが書ける。例えばRubyにはXML Schemaのライブラリがない
・ReSTベースのWebサービス:SOAPベースのWebサービスとは異なり、基点はメッセージではなく、Web上に存在するリソースが基点。 メッセージはリソースに対する単純なCRUD(Create、Read、Update、Delete)。厳格にTCP/IPとHTTPだけを使って、XMLドキュメントを転送。
・Rubyには見事なReSTサポートが用意されている。RailsはReSTの簡潔さを示す素晴らしい実例
・デザインは美を作りこむものではない。美とは浮かび上がるもの(Louis Kahn)
・Ruby1.9.1では、YARVと呼ばれるRuby仮想マシンが採用された

-目次-
1章 はじめに
2章 苦痛
3章 評価の確立
4章 パイロット
5章 孤島にて
6章 橋
7章 普及
8章 リスク
9章 参考文献