読書メモ

・「寺島実郎の発言II 〜経済人はなぜ平和に敏感でなければならないのか
(寺島 実郎:著、東洋経済新報社 \1,600) : 2011.03.11

○印象的な言葉
・マージナルマン:境界に立つ人間。帰属する組織に片足を置き成果を上げるために全力を尽くす。一方の軸足を社会にも置く
・平和こそが経済活動の基盤。愚かなる政治紛争の無意味さを静かに見抜く冷徹さこそが経済人の存在意義
・時代への関与者として発言する
・堂々たる臆病者
・友として距離を置け
・開かれたナショナリズム
・現実主義に流されるな

-目次-
第1部 不条理な戦争の拒否(米国との関係の再設計を求めて―米国だけを通じて世界を見ることの危うさ
二一世紀日本外交の基軸―「仕方がない症候群」を脱却する英知)
第2部 マネーゲーム資本主義への警鐘(日本にふさわしい資本主義像を求めて
二一世紀の経済ダイナミズムを見据える)
第3部 時代潮流への発言(朝日新聞「思潮21」論考―深層底流の模索
新時代を創造する「脳力」を求めて)
「マージナルマン」としての軌跡―自分自身が語られることの面映ゆさ