読書メモ

・「愛国の作法
(姜 尚中:著、朝日新書 \700) : 2011.05.11

○印象的な言葉
・日本を好きも嫌いもない。日本で生まれ、日本語で育った。それも運命
・愛国心にまとわりつく後味の悪さ。愛国心を何か後ろめたいものと感じさせる国民的心理こそ日本をダメにした元凶
・誇り、他者との繋がりを求める。他者との一体化願望
・愛国心を右翼的な人々の専売特許のままにしておかない
・パトリア(郷土)の再生で国境を「下から」超える

-目次-
第1章 なぜいま「愛国」なのか(なぜいま「愛国」なのか
「愛する」とはどんなことか)
第2章 国家とは何か(国家と権力
国家と国民
国家と憲法
国家と国家)
第3章 日本という「国格」(「自然」と「作為」
「国体」の近代
戦後の「この国のかたち」
「不満足の愛国心」)
第4章 愛国の作法(何が問題か
「愛郷」と「愛国」
「国民の〈善性〉」と「愛国」
「愛国」の努力)
むすびにかえて―「愛国」の彼方に