読書メモ

・「レバレッジ・マネジメント ―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略
(本田直之:著、東洋経済新報社 \1,600) : 2010.09.12

○印象的な言葉
・俯瞰逆算思考
・会社を商品として捉える
・劣後順位(やらないこと)を決める。力を分散させない
・出来ると信ずることから始まる。信じられたとき仕事の半分は終わっている
・よく働く経営者は会社を駄目にする
・追われる経営。トップが忙しい、というのは無能だと言っているようなもの
・内部要因思考:要因は自分の内部にあり、改善可能だと捉える
・プロコン(Pros and Cons):賛成と反対。新しいことをしようとするときにメリット、デメリットを上げる。ロジカルな意思決定。判断ミスを犯すリスクを最小化
・経営者の会社全体を盛り上げる演出力。ビジネスパーソンとしての演技力
・仕組み化し、無意識化、習慣化して深く考えずに行動できるようにする
・解決できないような問題はない。逃げないでクリアする。意外に大したことがなかったりする。うまくいくまでやり続ける
・運は上げられないが、運に気付く確率は上げられる。運はみんなの前に平等に流れている
・語学を学ぶことで違う文化をもつ国の色々な考え方、思考法を知ることができる
・シンプルな原理原則
・自社の強みを絞り込む、業界を絞り込む
・道を作る。新しい事業を立ち上げ、仕組みを考える。道を広げる
・売上が積み上げ継続型の事業を柱とする。ベースがあるため見通しが立てやすい
・何でも屋、一発屋、便利屋的な事業だと怪しげな印象をもたれる
・小資本のときは一点集中投資
・わかりやすい旗(目標)。ロールモデルを見つける(x社のようになろう)。仮想敵を作る
・多くの課題には必ず前例がある。真似できるものは真似し、応用する
・前金制なら銀行から借入せずに済む
・セールスとは相手の問題を解決すること
・知名度と信頼性の高い優良顧客の確保。あの会社と取引があるなら安心と思われること
・わかりやすく、誰が説明しても売れるような商品。説明ツール。商品の強みを端的に表現する言葉
・人は買うのは好きだが、売り込まれるのを嫌う。顧客とは対等に
・顧客からのインプット(ニーズ)。営業はインプットが8割。顧客の業界の100社からインプットを続ければ業界の誰よりも広い知識を得られる
・値引き、接待、賄賂は営業の手抜き
・新たなマーケットの唯一の企業となれば注目される。経営者の名前を売るほうが手っ取り早い
・センスがよい、面白い企画を出す
・単発広告はお金を捨てる行為。効果を出すためには桁外れの費用をかけて、膨大な広告を打ち続ける覚悟がいる
・優秀な社員に恵まれても、それに頼ってはならない。全社員共通の共通言語が必要
・何気なくやっていた驚くほどの手法を発見してあげて、名前をつけて、組織全体に宣伝し、皆で真似をする
・昇給はあっという間に古いニュースになる。サプライズボーナスのほうが効果的
・外部パートナーと馴れ合いになると、厳しい要求ができなくなる
・採用活動とは営業活動、投資活動、会社を買ってもらうこと
・採用面接では「他には?」を繰り返し、本音を出させる

<感想>
・IT活用による中小企業の経営支援(コンサルタント)。生産性向上、仕組み化を支援

-目次-
第1章 経営者のレバレッジ
第2章 戦略のレバレッジ
第3章 営業のレバレッジ
第4章 ブランドのレバレッジ
第5章 仕組み化のレバレッジ
第6章 組織のレバレッジ