読書メモ

・「本当に「うつ」が治ったマニュアル
(高田明和:著、健康人新書 \800) : 2010.12.09

○印象的な言葉
・言霊療法:言葉の力で治す。よい言葉が不安を減らす
・「困ったことは起こらない」、「すべてはよくなる」、「過去は思わず」、「思うて詮無きことを思わず」、「他人の心は神に任す」
・甘いものが予防になる
・DHAが効く
・コレステロールが守ってくれる
・人生で一番大事なのは自信。自信がなくては人は廃人になる。心がなくなる。小さなことでも自分を大切にする
・抗うつ剤ではものの考え方は変えられない
・運命、幸せに関する仏教的な考え方
・涅槃寂静(ねはんじゃくじょう):何ものにもとらわれず、静寂にし、清らかな、悟りの境地。仏心、仏性、虚空、無。
・良いことがあったら、貯めて来た業の貯金を使ったようなもの
・何かの不運にあったら、払わねばならない借金を払ったようなもの。喜ぶべき
・積極思想(マーフィー牧師)。潜在意識が思い描くことを実現してくれる
・仏教には奇蹟などない。宗教について間違った考え方をもつと悲惨な人生を送る
・雑念を排し、邪念をなくし、感謝する。奉仕する。運勢が好転していく
・リンカーン、チャーチル、トルストイ、ベルリオーズも鬱に苦しんだ
・自分を愛し、大切に思うからこそ生きてこられた。うつは愛を失った絶望感からくる病。自分を信じられなくなる、心を失う
・軽度のうつの場合、生涯を通じて少しずつ、鉄が錆びていくように心を蝕んでいく
・女性は男性の3倍うつになるが、男性は3倍自殺する
・プラシーボ効果:「この薬は効く」と言われると効果が現れる。心の病には大きな役割を果たす
・名医といわれる人が処方すると、どんな薬も効果をもつ。医師への信頼が影響する
・特定保健用食品(特保)であるサプリメントの多くは厳格な検査を受けていない
・自分の心を取り戻す
・薬は心の背景色や明るさを変えるだけ
・心は考え方の影響を受ける。外界の事件をどう解釈するかにより感情が生まれる
・気分が暗いのは「歪められた考え方の結果」。否定的な考え方に支配されている
・人は現実をどう見るかで悩まされる(エピクテタス)
・この世に善も悪もない。ただお前がそう思うだけ(「ハムレット」)
・感情は事実ではない
・この世には運も、めぐり合わせもある。全部自分の責任に負わせることはない。時代の所産
・他人には他人の苦労がある。みんな同じ
・これまでも認められてきた
・他人は自分にそんなに関心をもっていない
・光の禅:光が身体に入り込むように思う呼吸。気持ちを明るくもつ。明るい状況をイメージする
・人は思うこと、信じること以上のことは実現できない
・記憶は意志と関係なく出てきて苦しめる
・言葉で雑念の継続を止める(⇒何か作業に集中する)
・振り向くな、後ろには夢はない。未来はない(寺山修司)
・よいことも悪いことも長くは続かない(松下幸之助)
・本当の心、仏心は励ますような言葉を聞きたがる。聞くと心は喜び、心の光が輝く
・脳の栄養を減らすと病気になりやすい
・砂糖は吸収がよく、体内に入ればすぐにブドウ糖になる
・感情に関する食べ物は動物性食品に多い
・野菜、果物ばかりではうつになりやすい
・女性が男性より長生きで病気になりにくいのは女性ホルモンのおかげ
・ゆっくり呼吸をすると血中の二酸化炭素が増え、脳内のセロトニンが増える。長い呼吸
・ゆっくりとした歌いが心を安定させる。和歌、声明、詠歌、謡曲、詩吟
・体内の汚れを吐き出すようなつもりで呼吸
・腹式呼吸、腹筋トレーニングが精神を安定させ、気力を増す

<その他>
・現(うつつ)と、うつ
・先が見えすぎて不安になる?将来を悲観

-目次-
はじめに ―うつに悩む人たちへ
第1章 うつだった日々とそこからの脱出
第2章 うつ病の正体
第3章 薬物療法の問題点 ―なぜ薬は効かないのか、なぜ副作用が多いのか
第4章 認知療法
第5章 言霊療法
第6章 その他のうつ病治療法
第7章 うつに効く食べ物とサプリメント
第8章 うつにならないための日常生活の工夫