栃木県 足利公園古墳群(足利市)その6 | |
3号墳の南西の斜面の公園の正面入口付近の古墳。 低い場所にあり、新しい年代のものが多いようです。 |
西から。墳丘が残っているものでは公園内の最南西端の最も低い位置にある。9号墳同様、築造当初から埴輪列が無かったらしく、7世紀中頃の築造と推定される。 |
東から。10号墳の西隣にあったが、現在は西側が道路になり墳丘は見られない。 |
南側、滑り台上より。10号墳の東隣にある。これも埴輪列が無く、7世紀前半の築造と推定される。 |
西から。この付近に残る古墳は墳丘が整備されていない。斜面もゆるいので上から見るとほとんど平らなテラス状に見える。 |
11号墳の東南隣にあったが現在は通路などになって墳丘は消失している。このさらに東南のもう一つの通路付近にはO号墳もあった。 |
東から。3号墳の前方部の下の斜面にある20mの円墳。東側が中世の墓壙群で擾乱されていたが、山側で密集、間隔ありの両方の状態の埴輪列が検出された。当然谷側にも埴輪列が巡っていたことが考えられ、1号墳のような山側埴輪列省略に至る前の、2号墳と同時期の6世紀後葉の築造と推定される。 |
南西から。実はこの古墳は驚くべき隠し玉を持っている。何と主体部は非常に珍しいT字形平面形をしていたのである。最初から複数埋葬を予定したものだろうか。織姫神社境内古墳も同様のものだったようだが残念ながら消滅した。できれば石室を復原して見せて欲しい古墳である。 |