中国衛星 #5: LQSat


● (No.883) 中国衛星 #5: LQSat (2015年10月4日)
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LQSat の打ち上げは 10月7日に延期されました。(7.OCT 04:05-04:45UTC, 2015)
CZ-2Dロケットにより商用衛星Jilin-1A/1B/1C(吉林一号) が打ち上げられる予定
で、これにアマチュア衛星 LQSat も同乗します。運用期間は1年とされています。
XW-2(CAS-3), TW-1 と同様にPacketテレメトリが CSP(Cubesat Space Protocol)
という LINUX仕様プロトコルなので、デコードは容易でないことが予想されます。


LingQiao LQSat
Ling 齢/凌/零/霊, Qiao 喬/橋/巧
LingQiao: (霊巧...軽便,器用?)
40x40x60cm  50kg
437.650MHz  4k8bps MSK,CW
2404.000MHz 1Mbps QPSK


Changchun Institute of Optics, Fine Mechanics and Physics (CIOMP)
中国科学院長春光学精密機械物理研究所
http://www.chinaspaceflight.com/satellite/Jilin1/Jilin1-launch.html
http://www.chinaspaceflight.com/satellite/Jilin1/Jilin-1.html
http://www.chinaspaceflight.com/satellite/
http://www.ciomp.ac.cn/



(C)China Spaceflight



(C)Xinhua, 新華社

LQSatが 、2015年10月7日 04:13UTC に打ち上げられました。
http://www.nasaspaceflight.com/2015/10/china-launches-jilin-1-mission-long-march-2d/
http://spaceflight101.com/chinas-long-march-2d-lofts-small-imaging-satellites/
http://www.chinaspaceflight.com/satellite/Jilin1/Jilin1-launch.html


Both photos: Received by JH1OKL and Imaged by JE1CVL, 19 Oct 2015
    


LQSat 2.4GHz challenging

今夜のパス(21:42JST, 23 Oct 2015, Ele 84 deg)で、FCD-SDR受信に挑戦してみ
ましたが聞こえてきませんでした。衛星が信号を発してさえいれば受信できそう
な感触は得ましたので、次回の朝パスで再挑戦してみます。

中心周波数を 2404.030MHz と仮定し、+/-50kHz のドップラーシフトを考慮する
とその受信周波数は、2404.080MHz→2403.980MHz、つまり 148.080→147.980MHz
に変化します。無線機での受信は不可能なので、今後 FCD-SDR受信に専念します。

LQSat 2.4GHz heard
09:34-09:46 JST
31 Oct 2015, Ele 21 NE-E-ES, 2404.035MHz USB, Converted 2404MHz -> 148MHz

LQSat 2.4GHz信号を、ついに捉えました。中心周波数は約+35kHzの 2404.035MHz
付近です。信号受信に挑戦して 8日目に 1パスのみの受信成功です。常時送信を
しているわけではなく、しかもその信号強度は極めて弱いので、LQSatの 2.4GHz
信号を捉えるのは奇跡に近いという印象です。 これで、現時点で 2.4GHz信号を
送信している衛星は、DTUsat-2 と LQSat の二個であることが確かめられました。

    


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