ISS SSTV mode PD180


● (No.842) ISS SSTV mode PD180 (2014年9月7日)
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ISS SSTV が北米・ヨーロッパ上空で送信されています。1961年4月12日に人類初
の有人宇宙飛行に成功した ガガーリン(Yurii Gagarin)宇宙飛行士が写る複数の
写真が受信報告されています。本日(2014年9月7日 06:24JST) JA0CAW局がJA上空
で受信した下記 MP3ファイルを再生してみました。このファイルのモードは通常
の Robot36, Scottie1, Martin1 でもなく、PD180 という初めて聞くモードです。
このモードについて調べると、送信時間187秒, サイズ 640x496 でした。下記の
MMSSTVサイトに、他のモードや設定について詳しく解説されています。

http://sstv.ccone.at/mmsstv.html
http://www33.ocn.ne.jp/~je3hht/mmsstv/mode.txt
http://blog.goo.ne.jp/ja0caw-je0mzi/d/20140907
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr674.htm



各局の予報どおり、2014年12月20日の最終パスで、ISS_SSTV 信号が流れました。
クロック周波数は 48000Hz, モードは FM, PD180 で、綺麗にデコードしました。



ISS SSTV mode PD180 received by JE9PEL/1
22:05-22:12JST, 20 Dec 2014, Ele 6 W-WS-S, 145.800MHz FM
MMSSTV, Option-Setup-Clock 48000Hz, mode PD180

ISS SSTV 41220is1.wav 14.6MB
http://www.dropbox.com/s/5zkty3rjju6gkmi/41220is1.wav?dl=0

ISS SSTV 41220is2.png 1.0MB
http://www.dropbox.com/s/1xte0mf33wjkq9g/41220is2.png?dl=0

ARISS SSTV gallery
http://spaceflightsoftware.com/ARISS_SSTV/


ISS_SSTV の設定

SSTV の受信に自局は普段 MMSSTV を使用していますが、受信の設定は ほとんど
自動です。唯一、以前管制局から広報があった Clock周波数を、48000Hz にして
いるくらいです。(MMSSTV - Option - SetupMMSSTV - Misc - Clock)、モードの
PD180 も何も設定せず、信号を受信し始めると自動的にこのモードになります。
送信設定もほとんどデフォルトですが、唯一、TX - PTT_Port を送信環境に合わ
せて設定するだけです。(自局 COM2)

RX-SSTVソフトでも実験してみました。2015年2月22日に保存した仰角の低い時の
録音ファイルを再生してみました。こちらも、設定は何も手を加えていません。
受信が始まると自動的に RX状態に入り、(ボタンが自動的に、RX→STOP に変化)
モードも自動的に PD180 に変化して受信が始まります。Clock周波数は初期設定
のまま、11025Hz で受信しました。(RXSSTV - Setup - SSTV_Engine - Clock)

両者とも注意することは、Overflowにならないように信号の入力レベルを絞って
バーが緑色の状態で受信することです。なお、無線機からPCに信号を入力する時
は PCのオーディオ設定を MIC入力にし、RTL-SDR, FCD 等に信号を入力する時は
PCのオーディオ設定を Monaural_Mixer または Stereo_Mixer入力に設定します。

20:30-20:37JST, 22 Feb 2015, Ele 8 W-WS-S, 145.800MHz FM




19:36-19:45JST, 23 Feb 2015, Ele 18 NW-W-S, 145.800MHz FM




[補足]

PC⇔RIG 接続インターフェースの作製
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/numbr554.htm


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