OPUSAT Decoder ⇒ URL


● (No.826) OPUSAT Decoder ⇒ URL (2014年3月28日)
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受信したパケットバイナリデータを、やっとOPUSAT管制局に正常に送り込むこと
ができました。JA0CAW局ブログにその方法が解説されていますが、その中のAに
書かれている データの加工の仕方・貼り付け方を、自局が具体的に補足します。

まず、OPUSAT Decoder にデータを貼り付けるために加工する方法を説明します。

[CW データ] の場合、1フレーム最初のへーダーの "OPU" をカットしたデータを
Decoder の左上欄に貼り付けます。

[Packet データ] を、AGW_Online_Kiss または Online_Kiss+ で受信した場合、
下図左のように、赤字の 「06 0F 11 ・・・」 から始まるデータ本体を、エディタに
Copy&Paste (Ctrl+C & Ctrl+V) します。

[Packet データ] を、TunaTerm で受信した場合、保存後の binファイルを開き、
1フレーム最初のヘッダーに相当する 「2014 ・・・・ 61 03 F0」 の部分をカットし、
この部分に続く 「06 0F 11 ・・・ 」 から後ろを、エディタに Copy&Paste します。

いずれの場合でも正しくデータ本体のみを Decoder左上欄に Copy&Paste すると
Decoder上部に緑字で 「Valid xx paket」 と表示され、Decoder左下欄に自動的に
その内容が解析されて表示されます。

次に Decoder中央の 「Add」 ボタンを押すと、Decoder右上の 「unsent」 欄に日付
メッセージと共に解析データが自動的にレジストリに格納されます。このままで
は 「Send」ボタンが灰色で押せないので、「unsent」 の日付の部分を選択クリック
して青く反転させてから、「Send」ボタンを押します。その瞬間に格納されていた
データが SSSRC管制局に送られ、Decoder右上の 「sent」欄にその日付メッセージ
が移動して、管制局への送信が完了します。

補足として、AGW_Online_Kiss および Online_Kiss+ における受信データの加工
方法について検証してみます。

[AGW_Online_Kiss V2.1] ... フォルダ内に拡張子、kss, dmp の二つのファイル
 が自動生成されているので、この dmpファイルで編集加工が可能です。なお、
 V2.1 では、オプション Options-Write Payload to ASCII File (Hexdump) を
 クリックしても正しく反映されません。AGW_Online_Kiss は V2.4.4 まで公開
 されていますが、バージョンの違いで衛星の受信表示に差異があり、PC の OS
 との相性もあります。自局の今までの経験から、この V2.1 が最も相性が良い
 ので、普段はもっぱらこれを愛用しています。

[AGW_Online_Kiss V2.4] ... フォルダ内に拡張子、kss, log の二つのファイル
 を保存できます。この logファイルで編集加工が可能です。V2.4では、事前に
 Options-Write KISS from as ASCII file,  Write Logfile の二つにチェック
 を付けておきます。

[Online_Kiss+ V8.5] ...... フォルダ内に拡張子、kss, dump, hex という三つ
 のファイルが自動生成されます。この hexファイルは、受信データのヘッダー
 部分を除くデータ本体のみが保存されているので、衛星OPUSAT には最適です。
 何も加工せず、そのまま Decoder に貼り付けることができます。

なお AGW_Online_Kiss は、AGWPEソフトと連動するものなので、事前に AGWPEの
設定を済ませておく必要があります。また Online_Kiss+ は、MixWソフトと連動
させるため、Serial Port Bridge の設定を事前に済ませておく必要があります。


  


  


  


OPUSAT Decoder Update Ver.4
MixW と、リアルタイムで連動してデコードするようにアップデートしました。

  


OPUSAT Decoder Update Ver.5
KISSファイルから、管制局に送れるようにアップデートしました。

G3RUH_sm Ver0.16b + Agw_Online_Kiss Ver2.4.4 + OPUSAT Decoder Ver.5  の
流れで、OPUSAT 9600bps信号をデコードできることを確認しました。ポイントは
JA0CAW局Blog で述べられているように、PC の言語設定を「英語」にすることで
す。FUNcube-1 Dashboard の時と同じ理由で、こうすることで Agw_Online_Kiss
が正しく表示動作し、G3RUH_sm から OPUSAT Decoder まで 信号が流れるという
わけです。(Agw_Online_Kiss Ver2.1.1 では、OPUSAT Decoder でデコード不可)
今まで衛星受信の他の場面で苦労したことも、この「英語」設定で解決したのか
もしれません。しかし、Calsat32等いくつかの日本語ソフトが起動しなくなるの
は難点です。うまく同居できる方法はないのかと模索しています。

[補足. 英語仕様にする方法(要自己責任)]
  Windows XP の場合、
  コントロールパネル → 地域と言語のオプション → 詳細設定
         → Unicode対応でないプログラムの言語 → 英語(米国) → PC再起動

  Windows 7 の場合、
  コントロールパネル → 地域と言語 → 管理
         → Unicode対応でないプログラムの言語 → システムロケールの変更
         → 英語(米国) → PC再起動

  

[英語言語でソフトを使用する方法] by JA0CAW
http://blog.goo.ne.jp/ja0caw-je0mzi/d/20151203


How to decode OPUSAT using MixW
MixW V3.0.1 + Online_Kiss_Plus Ver8.5 + OPUSAT Decoder Ver.5

How to decode OPUSAT using G3RUH_sm
G3RUH_sm Ver0.16b + Agw_Online_Kiss Ver2.4.4 (English)
                                      + OPUSAT Decoder Ver.5

[参照]
http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/projects/OPUSAT/receive.html
http://www.sssrc.aero.osakafu-u.ac.jp/opusatpd/


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