CQ誌 5月号(2006年) 掲載元原稿


● (No.491) CQ誌 5月号(2006年) 掲載元原稿 (2006年4月22日)
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             JE9PEL/1 脇田美根夫

私が始めて人工衛星の声(デジタル信号)を聞いたのは、
1993年 7月16日のことです。この時の感動の記録を、
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/eisei1.htm
に残してあります。もう13年も前になります。それ以前
は地元のパケット通信で遊んでいました。コンピュータ
と無線機で地域のネットワークを繋げられることに最初
感動しました。それが人工衛星を介して、世界中の同じ
趣味をもつ人々と意思疎通(もちろん英語)を図ることに
没頭していくことになった原点です。今日まで衛星通信
が続き、これからも(リタイア後までも)続くであろう衛
星通信の面白さは、単に興味・関心があったからという
ことだけでなく、平日の仕事が終わったあとの開放感や
ストレスの発散といった現実逃避があったことも否めま
せん。毎日、夜18時頃に帰宅して23時過ぎまで、メール
やブログのチェック、AMSATや NASAなどの世界中の衛星
団体の情報収集、衛星へのアクセス、自分のHP、ブログ
の原稿書きなどで時間が過ぎてしまい、夕飯が夜中の24
時過ぎになるなど、いつもの事です。さて、衛星通信へ
の思いはこのくらいにして、その設備について述べるこ
とにします。猫の額よりも狭い我が家の駐車場の鉄板の
床を電動カッターで穴を開け、CREATE の自立型タワー
(全長7.3m)を通し、その先端に 144,430,1200,2400MHz
のビームアンテナを設置しています。そして 15mの同軸
ケーブルをベランダに這わせ、家の壁に直径 6cmの穴を
ドリルで 2個開け、そこから同軸や電源ケーブルを部屋
の中に通しています。水平仰角は KENPRO ですが、その
コントロールは、大昔の 98Note_NV で行っています。
この DOSマシンは 15年以上も現役です。 デジタル衛星
通信に必須の TNCは、もはや購入不可なので、不測の事
態に備え、TNC-241, -555 の同じ機種を 4台、所有して
います。これらはインターネットオークションで入手し
ました。無線機は KENWOOD の TS-790S です。通信用に
使っている PC は、SHARP の12インチ型のノートパソコ
ン(WindowsXP) です。コネクタが USBなので、TNC から
の RS-232C入力は、USBと RS-232C 変換ケーブルで繋い
でいます。その他に、無線機の 9600bps改造、無線機と
TNC との接続などは、ハンダ付けでケーブルを自作しま
した。
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/items.htm
を見ると、今までにアクセスしたデジタル人工衛星の個
数は 60個 を超えています。そしてその度に原稿を書い
て HP に登録しているので、
http://www.asahi-net.or.jp/~ei7m-wkt/
における講話数は 500近くに達し、ページ数は 1700 ペ
ージを超えています。これが、今まで13年間のデジタル
衛星通信の軌跡です。今では、HP以外にブログ、
http://wakky.asablo.jp/blog/
にも毎日、記事を書いていますので、自分の頭の中身は
デジタル人工衛星のことだけといっても過言ではありま
せん。

   






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