東大CubeSat "XI-IV", 東工大CubeSat "CUTE-I" 受信の記録 #14


● (No.381) 東大CubeSat "XI-IV", 東工大CubeSat "CUTE-I" 受信の記録 #14 (2003年 7月18日)
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(18 Jul 2003)  JJ1WTK 坂本   152.  AO-40のFECテレメトリ デコード成功
(18 Jul 2003)  JA0AQZ 堀越   153.  17日朝の画像についてお尋ねします
(18 Jul 2003)  7N1JVW 藤田   154.  CUTE-I & XI-IV受信報告
(18 Jul 2003)  JQ1YCX 中村   155.  Re: ImageDecoderについて
(18 Jul 2003)  JQ1YCX 中村   156.  Re: Re: ImageDecoderについて
(18 Jul 2003)  JQ1YCX 中村   157.  XI-IVからの画像データ
(18 Jul 2003)  JA0AQZ 堀越   158.  Re: ImageDecoderについて
(18 Jul 2003)  JH4DHX 大谷   159.  Re: ImageDecoderについて
(18 Jul 2003)  7N1JVW 藤田   160.  Re: ImageDecoderについて
(19 Jul 2003)  JQ1YCX 中村   161.  朝パス運用予定
(19 Jul 2003)  JA6PL  井地   162.  Re: はじめまして
(19 Jul 2003)  ji1izr 眞田   163.  CUTE-I July 19th, 2003
(19 Jul 2003)  JQ1YCX 中村   164.  XI-IVリセット
(19 Jul 2003)  JH4DHX 大谷   165.  CUTE-I & XI-IV受信報告

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Subject: AO-40のFECテレメトリ デコード成功
From: "JJ1WTK, Kazu Sakamoto"
Date: Fri, 18 Jul 2003 00:25:24 +0900

JJ1WTK 坂本です jamsat-bbへのポストは3年ぶりくらいになります

AO-40で週末を中心に続けられている、FECテレメトリの受信・デコードに
ようやく成功しました。

FECテレメトリをデコードしようとしても、現時点ではG3RUHのPhase3 400bpsPSK 
デモジュレーターのようなハードウェアデモジがありませんから、サウンドカー
ド内蔵のPCを使って、KA9Q Phil Karnが彼のWebで公開しているC言語で書かれた
ソフトウェアのデモジが唯一の方法になります。そのため、私の実験は PCに
HDDを増設して、初めてのLinuxをインストールするところから始まりました。

なぜ、AO-40でFECテレメトリの実験が進められているのか、というと、
長くなりますが、もうちょっと説明させてください。
FECという受信側での誤り検出・誤り訂正が可能な符号化技術を取り入れることで、
受信側のG/Tが少々悪くても(耳が悪くても...)、あるいは、回線状況が悪くても、
全体としてはもっとエラーフリー(伝送誤りが少ない)に近い通信を可能にしよう、
ということです。

AO-40で回線状況が悪い、というのは、
1) 現在のAO-40は、スピン安定による姿勢制御を行なっているので、スピンフェー
ジングが避けられない。(ドップラー効果とは別のことです)

2) 現在の主力ダウンリンクであるS2バンドの場合、衛星上でS2送信アンテナ
(5ターンのヘリカルです)の斜め45度くらいのところに400Nキックモーターの
噴射ノズルがあり、これによるシールド効果のため、スクイント角が35〜55度く
らいのところで、ダウンリンクの信号強度が落ちてしまう。

3) 非FECのテレメトリの場合、4バイトの同期コードでブロックの開始を検出す
るので、1)と2)の影響により、同期コードを取りそこなうと、それだけで512
バイトのブロック全部がゴミになってしまう。あるいは、512バイトの送信中
(約10秒)に信号強度が落ちてPSKデモジのロックが外れてしまった場合にも、
ブロック全部がゴミになってしまう。

 というような問題点があるので、エラーフリーを目指した努力が続けられてい
るわけです。
3 は、CubeSat のデジタルの場合にもあてはまるんじゃないでしょうか? SRLLは
面白そうですね。 また、RUDAKも、AX.25を止めてFECを導入したらもっと効率的
ではないかと思います。


 さて、本題に戻って、私が実験した機器構成は
60cm dish + 2mへのダウンコンバーター + 同軸(5D-FB) 5m +  FT-736 + サウン
ドカード内蔵のPC です。
このPCは、普段は Win98が動いており、WinChip2 というマイナーなPentium互換
のMMXクラスのCPUで、クロックは233MHzです。決して速くはないPhtml
また、W4SM Stacy Millsの P3Tも、G3RUHのADCアップグレードに対応して
ビットストリームを受け取ってデコードできるように改良版が作られており、
現在、ファイナルのベーターテスト中ということです。

最近、開発のペースが速いな、と思っていたら、今月末の週末は、AMSAT-UKコロ
キウムがあるからのようです。

また、FECのデコードについては、OE1VKW ViktorさんのWebページが参考になり
ます。 http://cacofonix.nt.tuwien.ac.at/~oe1vkw/fectest/fectest.html

                                                                          bottom top

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Subject: 17日朝の画像についてお尋ねします
From: "Y.Horikoshi"
Date: Fri, 18 Jul 2003 02:01:52 +0900

 中村@東大XI-IVチーム様、皆様
JA0AQZ堀越です。

 本日の午後は、19時台のパスしかワッチできませんでした。
結局、ダウンリンクは確認できませんでした。
朝の画像ファイルを処理しましたが真っ黒でしたが、同じ解釈でよろしい
んでしょうか?。よろしかったらお願いします。
大勢の皆様も関心をお持ちですので、ここでお尋ねします。

> 夕方のパス群では,太陽電池電流の履歴とカメラ画像の一部をダウン
> リンクしました.データをご覧になった方がいらっしゃるかもしれま
> せんが,何も考えずに日陰時のデータをダウンリンクしてしまい,
> 出力が 0 のみのデータが得られてしまいました.AD変換の正しさは
> 証明されたわけですが。

下記は、一緒に得られたインフォメーションです。
/// 全体のログ /////////////////////////////////////////////
総データ数    : 46
総画像データ数  : 0
他のROMの総画像数 : 0
ROM4の総画像数  : 0
パリティエラー総数: 0
その他のエラー総数: 0
画像ステータス情報: なし
総有効データ数  : 0
重複データ数   : 0

完全不足データ数 : 480
部分不足データ数 : 0
取得pixel/全pixel: 0 / 15360
画像取得率    : 0.000 %

                                                                          bottom top

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Subject: CUTE-I & XI-IV受信報告
From: JH4DHX 大谷
Date: Fri, 18 Jul 2003 01:13:20 -0000

今朝、05:45過ぎからのパスを受信しました。
久しぶりに、両衛星のCWビーコン受信に専念してみました。
※受信したデータを以下に示します。

1.CUTE-I
ビーコン周波数から、当地におけるTCA時刻は、05:51:51と出ました。
多少の誤差を含んでいるかもしれません。この時間帯においては頻繁に
コマンド操作が行われていた模様です。この時点ではビーコン送出のみ。

              80    200D   70 FF FF 82 98
CUTE 69 A5 66 7F EA 200D 4720 FF FF 7F 98
CUTE 74 A3 65 7F E9 200D 4720 FF FF 7D 97
CUTE 7F A5 65 80 EB 200D 4720 
CUTE 6F A5 67 80 EA 3418 4720 F 
CUTE 79 A4 67 7F E6 3___ __20 FF FF __
CUTE 7A A4 66 7F E1 FF


2.XI-IV
ビーコン周波数から、当地におけるTCA時刻は、05:54:30頃と出ました。
CUTE-Iほど頻繁にはビーコンが発信されていなかったために推定値です。
信号は強力でしたが、途中で符号が化けて受信される箇所が何ヶ所かあ
りました。これが極めて早いQSBによる落ち込みによるものなのか、実際
にそう送出されているのか判別できない印象をもちました。UT4の時には、
大きな信号の谷となり信号が採れなくなってしまいました。
LOS(信号停止?)は06:02:20頃で、ビーコン信号が急に消信しました。

UT1 WWW.SPACE.T.U-TOKYO.ACC.JP
UT2 040B27
UT3 E8B8006C
UT4 _6A364
UT5 015008
UT6 5756655862

                                                                          bottom top

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Subject: Re: ImageDecoderについて
From: Yuya Nakamura
Date: Fri, 18 Jul 2003 12:25:43 +0900

藤田様,堀越様,みなさま

中村@東大XI-IVチームです。
引き続きXI-IVのデータを受信していただきましてありがとうございます。
今後も衛星の状態を確認しつつ,再びリセットがかからなければ,画像
のダウンリンクを続けていきたいと思っております。


> 1画像の合計480パケットを揃える目的で、各地受信局のログファイル
> を集約したばあい、パケットを並べる順序、重複や欠落などは判かる
> のでしょうか?
パケットの順序は全く関係ありませんし,重複データがあっても構いま
せん(自動で最適なデータを採用します)。なお欠落データについての
情報は表示しないようになっていますが,ソフトから出力される
******_*****_source.ascというファイルをこちらに送っていただければ,
どの部分が不足しているかをお伝えすることができます。ただし,複数
のファイルを指定する場合にヘッダ検出が異なっていては変換できない
ので,事前に各受信局で統一していただいておくか,あるいはバイナリ
エディタで受信データを改変すればよいと思います。readmeにはテキス
トエディタで編集してしまった場合について言及しましたが,ヘッダな
どの編集はStirlingなどのバイナリエディタを用いていただきますよう
お願いいたします。

JAMSATのみなさまに力を合わせてデータを受信していただければ,完璧
な画像が得られそうですね。私たちも楽しみにしております。
(※ただし,アクティブな姿勢制御をせず,カメラもオプショナルミッ
ションであったため,一般の衛星で撮影されているような美しい画像が
得られるとは限らないことを事前にご了承ください。)


堀越様と同じご質問を他の方からも受けましたので,ここで対処法をお
知らせいたします。堀越様の受信されたデータを1パケット分引用させ
ていただくと,次のようになります。

JQ1YCW>JQ1YCX [07/17/03  06:14:39]:C4.....

このデータでは,readmeに書きました「画像データを認識するヘッダ」
に改行が含まれてしまっています。改行をImageDecoder内のエディット
ボックスに含めることはできないため,ヘッダを全く検出できず,デー
タ数0と表示されてしまったわけです。

このような場合は,ご面倒ですが,受信したファイルをコピーしていた
だき,そのファイルをStirlingなどのバイナリエディタで開きます。そ
して,改行を含まないようにヘッダを強制的に変更してしまいます。例
えば堀越様の場合,改行だけ消去してしまえばいいので,16進数表現で
[ 5D 3A 0D 0A ] → [ 5D 3A ]
という置換を一気に行ってしまえばよいことになります。この変換を施
すと,上のデータは

JQ1YCW>JQ1YCX [07/17/03  06:14:39]:C4.....

となりますので,ImageDecoderの「データヘッダ」欄には
JQ1 〜 ]:C
と記入していただければ画像に変換することができます。

以上,お分かりいただけたでしょうか。
他にご質問等ございましたら,お寄せください。

夕方以降のパスもFMを中心に運用を行っていきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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 東京大学大学院工学系研究科
 航空宇宙工学専攻
 中須賀研究室 修士課程2年
 中 村  友 哉
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                                                                          bottom top

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Subject: Re: Re: ImageDecoderについて
From: Yuya Nakamura
Date: Fri, 18 Jul 2003 15:22:04 +0900

大谷様,みなさま

中村@東大XI-IVチームです。

大谷様のinfoファイル内容を拝見しますと,正しく画像データとしては
認識しています。しかし「その他のエラー数」に数えられていますので,
TNCのデコードミスによって画像データフォーマットに適合しないと判断
されているようです。一度こちらの方でも調査いたしますので,受信さ
れたデータを生のまま(整形する前の状態)で結構ですので,添付して
当方までお送りいただけるでしょうか。よろしくお願いいたします。

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 東京大学大学院工学系研究科
 航空宇宙工学専攻
 中須賀研究室 修士課程2年
 中 村  友 哉
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Subject: XI-IVからの画像データ
From: Yuya Nakamura
Date: Fri, 18 Jul 2003 17:12:07 +0900

JAMSAT-BBのみなさま

中村@東大XI-IVチームです。

画像ファイルをImageDecoderを用いて変換したときに,「その他のエラー」
に数えられてしまうデータについて説明いたします。

画像データは 'C' + 画像番号1〜7 から始まりますが,その後ろの2バイ
トはそのデータの画像内での位置を表します。そのため,最初のバイト
は00〜1D,次のバイトは00〜0Fでないと,ImageDecoderはその画像デー
タをどこの位置に配置したらいいのか分からずに,エラーを出してしま
います。

もし変換した結果,「その他のエラー」に分類されて何も表示されない
方がいらっしゃいましたら,このフォーマットになるようにデータを追
加していただき,ドット状の画像が表示されるかどうか確かめていただ
ければと思います。

これは,先に大谷様のデータがそうなっていましたので,他のみなさま
にも同じような事態が生じているかもしれないと思いお知らせさせてい
ただいた次第です。


みなさま,大変ご迷惑をおかけしておりますが,今後ともどうぞよろし
くお願いいたします。

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 東京大学大学院工学系研究科
 航空宇宙工学専攻
 中須賀研究室 修士課程2年
 中 村  友 哉
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Subject: Re: ImageDecoderについて
From: "Y.Horikoshi"
Date: Fri, 18 Jul 2003 12:52:30 +0900

中村様、東大XI-IVチームの皆様
JA0AQZ堀越です。

ご多用にもかかわらず、さっそく質問にお答えくださいまして、有難うございます。
せめてもの御礼のしるしに当地でダウンリング出来たファイルをお送り
させていただきます。強制校正?をさっそく、試みます。有難うございました。

> 今後も衛星の状態を確認しつつ,再びリセットがかからなければ,画像
> のダウンリンクを続けていきたいと思っております。
>
> 堀越様と同じご質問を他の方からも受けましたので,ここで対処法をお
> 知らせいたします。堀越様の受信されたデータを1パケット分引用させ
> ていただくと,次のようになります。
>
> JQ1YCW>JQ1YCX [07/17/03  06:14:39]:C4.....
>
> このデータでは,readmeに書きました「画像データを認識するヘッダ」
> に改行が含まれてしまっています。改行をImageDecoder内のエディット
> ボックスに含めることはできないため,ヘッダを全く検出できず,デー
> タ数0と表示されてしまったわけです。
>
> このような場合は,ご面倒ですが,受信したファイルをコピーしていた
> だき,そのファイルをStirlingなどのバイナリエディタで開きます。そ
> して,改行を含まないようにヘッダを強制的に変更してしまいます。例
> えば堀越様の場合,改行だけ消去してしまえばいいので,16進数表現で
> [ 5D 3A 0D 0A ] → [ 5D 3A ]
> という置換を一気に行ってしまえばよいことになります。この変換を施
> すと,上のデータは
>
> JQ1YCW>JQ1YCX [07/17/03  06:14:39]:C4.....
>
> となりますので,ImageDecoderの「データヘッダ」欄には
> JQ1 〜 ]:C
> と記入していただければ画像に変換することができます。

                                                                          bottom top

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Subject: Re: ImageDecoderについて
From:JH4DHX 大谷
Date: Fri, 18 Jul 2003 05:55:27 -0000

中村@東大XI-IVチームさま、堀越さま、藤田さま、

JH4DHX/3@大谷です。

私も17日朝のデータ一行分について、デコードしてみました。

> JQ1YCW>JQ1YCX [07/17/03  06:14:39]:C4.....
> JQ1YCW>JQ1YCX [07/17/03  06:14:39]:C4.....
> となりますので,ImageDecoderの「データヘッダ」欄には
> JQ1 〜 ]:C
> と記入していただければ画像に変換することができます。

当方も同じような状況でしたので、ご教授頂いた方法で成形し直し、
再びデコードしてみましたが、出力された画像は真黒のものでした。
infoログでは以下のメッセージでした。これによると、一応画像の
データとしては認識されているように思えますが、如何でしょうか。

/// 読み込み指定ファイル 030717.log のログ /////////////////
データ数     : 1
画像データ数   : 1
他のROMの画像数  : 0
ROM4の画像数   : 1
パリティエラー数 : 0
その他のエラー数 : 1
有効データ数   : 0

/// 全体のログ /////////////////////////////////////////////
総データ数    : 1
総画像データ数  : 1
他のROMの総画像数 : 0
ROM4の総画像数  : 1
パリティエラー総数: 0
その他のエラー総数: 1
画像ステータス情報: なし
総有効データ数  : 0
重複データ数   : 0

                                                                          bottom top

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Subject: Re: ImageDecoderについて
From: "Fujita Tadayoshi"
Date: Fri, 18 Jul 2003 16:53:37 +0900

XI-IVチーム中村さん、ご回答をありがとうございます。

                                    7N1JVW 藤田忠義 横浜市緑区

東大XI-IVチーム中村さんwrote:

> > 1画像の合計480パケットを揃える目的で、各地受信局のログファイル
> > を集約したばあい、パケットを並べる順序、重複や欠落などは判かる
> > のでしょうか?

> パケットの順序は全く関係ありませんし,重複データがあっても構いま
> せん(自動で最適なデータを採用します)。なお欠落データについての
> 情報は表示しないようになっていますが,ソフトから出力される
> ******_*****_source.ascというファイルをこちらに送っていただければ,
> どの部分が不足しているかをお伝えすることができます。ただし,複数
> のファイルを指定する場合にヘッダ検出が異なっていては変換できない
> ので,事前に各受信局で統一していただいておくか,あるいはバイナリ
> エディタで受信データを改変すればよいと思います。readmeにはテキス
> トエディタで編集してしまった場合について言及しましたが,ヘッダな
> どの編集はStirlingなどのバイナリエディタを用いていただきますよう
> お願いいたします。

了解しました。ご多忙のなか、ご回答をありがとうございます。
readmeに私などにも判るよう丁寧に記述してありますので、
ゆっくり読みながらやってみます。

> JAMSATのみなさまに力を合わせてデータを受信していただければ,完璧
> な画像が得られそうですね。私たちも楽しみにしております。
> (※ただし,アクティブな姿勢制御をせず,カメラもオプショナルミッ
> ションであったため,一般の衛星で撮影されているような美しい画像が
> 得られるとは限らないことを事前にご了承ください。)

はい。画素数や美しさよりも今は、衛星が作成した画像情報を自分
たちで受信し、表示することに意義あるように思います。

                                                                          bottom top

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Subject: 朝パス運用予定
From: Yuya Nakamura
Date: Sat, 19 Jul 2003 01:39:42 +0900

JAMSAT-BBのみなさま

こんばんは。中村@東大XI-IVチームです。

明日の運用予定についてお知らせします。
明日の朝パスでアップリンクがよく通れば,画像番号7のデータはほぼ
取り終えてしまいます。そこで,パス中に新しい撮影コマンドを送る予
定でいます。

3:52〜3:54 CW運用
5:27〜5:42 FM運用
7:07〜7:21 FM運用

これまではリセット直後に自動的に撮影されたものを落としていました
が,一歩進んだミッションとして,こちらが指定した時刻に撮影させる
実験を試みます。XI-IVがあとどれだけの間データを送り続けてくれるか
わかりませんが,最大限の成果が得られるようこれからも努力していき
ますので,どうぞよろしくお願いいたします。

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 東京大学大学院工学系研究科
 航空宇宙工学専攻
 中須賀研究室 修士課程2年
 中 村  友 哉
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Subject: Re: はじめまして
From: iji
Date: Sat, 19 Jul 2003 07:56:28 +0900

こんにちは
JA6PL 井地です。
今朝も、Cubesatのパケットデータを収集し、報告送ったところ
です。

黒木研究室を検索してみました。
既に、研究実験を重ねている様子が伺えました。
CORAL実験では、筆頭研究者として活躍されたと拝見しました。

アマチュア無線が、宇宙開発に役立てれば幸甚です。
CubeSatの実現を、期待しています。

Keiko Yonezu wrote:

> 創価大学黒木研究室に所属しております。
> 私達黒木研究室でも現在CubeSat開発を進めております。
> どうぞ宜しくお願いいたします。

Iji Yoshitomo 井地 義智
http://www1.bbiq.jp/ja6pl/

                                                                          bottom top

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Subject: CUTE-I July 19th, 2003
From: ji1izr 眞田
Date: Sat, 19 Jul 2003 08:22:00 +0900

jamsat各局、おはようございます、
ji1izr/眞田です。

本日の朝のCUTE-I受信は、順調でした。
途中、モバイルの混信が多少ありましたが。
ただ、衛星が回転しているため、偏波がずれると
デコードができなくなります。


5時台ので当局が取得した最初と最後

94 a2 62 b2 86 b4 66 94 a2 62 b2 86 b2 61 03 f0 00 0d 16 06 f0 00 29 77 9b
ff ff 86 76 99 b7 b7 a0 00 00 ac d5 86 c2 ff 00 00 46 00 89 05 68 38
JQ1YCY>JQ1YCZ-3:

94 a2 62 b2 86 b4 66 94 a2 62 b2 86 b2 61 03 f0 00 0d 1a b6 2c 00 37 b4 63
ff ff 86 76 9a b7 c0 a6 00 00 ae d3 87 e7 45 31 01 00 00 00 a1 00 31
JQ1YCY>JQ1YCZ-3:


7時台

94 a2 62 b2 86 b4 66 94 a2 62 b2 86 b2 61 03 f0 00 0d f8 b1 45 01 ef ef 00
00 03 4f 00 80 9b ad a1 ab aa 9f 99 aa 9e 00 90 ac 8e 98 89 85 01 00
JQ1YCY>JQ1YCZ-3:

94 a2 62 b2 86 b4 66 94 a2 62 b2 86 b2 61 03 f0 00 0e 01 35 b2 00 ef ef 82
ff ff 86 77 9a b6 c0 a8 00 00 ad da 87 f5 50 56 0e 00 00 16 52 00 35
JQ1YCY>JQ1YCZ-3:

de JI1IZR Hiratsuka, Kanagawa

                                                                          bottom top

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Subject: XI-IVリセット
From: Yuya Nakamura
Date: Sat, 19 Jul 2003 14:05:01 +0900

JAMSAT-BBのみなさん

中村@東大XI-IVチームです。

残念なことに,昨晩10時ごろにXI-IVに再びリセットがかかってしまいま
した。もしxic013から始まるステータスを受信していただいた方がいらっ
しゃいましたら,「XI-IV内部時刻」が以前より小さくなっていることが
お分かりいただけると思います。

リセットがかかるとCWのduty比が非常に低い値に設定されてしまうので,
まずduty比を最大にするコマンドを通さなければなりません。朝のパス
では,このコマンドと,起動直後の姿勢を解析するためにROMのデータを
ダウンリンクすることに専念いたしました。画像データを受信しようと
していただいたみなさま,予定の運用ができず本当に申し訳ございませ
んでした。

XI-IVは,おそらく予想外の過発電の影響なのでしょうが,リセットが数
日に1回の割合で起きています。リセットによる一番の問題が,画像が
別のものに上書きされてしまうことです。現在東大ではデータ配信サー
ビス(http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp/cubesat/mission/datadist/)
を行っていますが,なかなか画像を配信できないのもこのためです。

今後この対策を考え,なんとか画像をより多く得られるような運用を行
えるよう工夫していきたいと思っています。ご迷惑をおかけしますが,
今後ともデータ受信にご協力いただきますようお願い申し上げます。

夕方のパスでは,姿勢解析に必要なデータを取得した後,カメラのステー
タスを見てダウンリンクする画像の番号を決定します。これについて詳
しいことが分かり次第,またご報告させていただきます。


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 東京大学大学院工学系研究科
 航空宇宙工学専攻
 中須賀研究室 修士課程2年
 中 村  友 哉
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Subject:  CUTE-I & XI-IV受信報告
From: JH4DHX 大谷
Date: Sat, 19 Jul 2003 14:17:53 +0900

皆さん、こんにちは。

JH4DHX/3@大谷です。

今朝、05:26及び07:06過ぎからのパスを受信しました。


@ 05:26過ぎからのパスでは、XI-IVのパケットを受信しました。
 PASSALL/ONにて、以下の1行がデコードできました。Hで始まる
 データのようです。信号は、割と強いものでしたが、昨日同様
 QSBがありました。パケット数もさほど多くなかったようでした。

000: 94A262B2 86B06094 A262B286 AE6103F0  JQ1YCX0JQ1YCW0.x  ..b...`..b...a..
010: 48000005 000A7676 00000038 6F6F0000  $.....;;....77..  H.....vv...8oo..
020: 02969600 00007777 00000041 00000040  .KK...;;... ...   ......ww...A...@
030: 08C0E008 9BD59276 0A01F1C9 30858110  .`p.MjI;..xd.B@.  .......v....0...
040: 66464600 04048686 0000008C 8C000000  3##...CC...FF...  fFF.............
050: 5F48                                 /$                _H
JQ1YCW>JQ1YCX [19-Jul-03  05:35:20] (UI):


A 07:06過ぎからのパスでは、CUTE-Iのパケット信号及び XI-IVの
 CWビーコンを受信しました。以下にデコードできたパケット及び、
 XI-IVのCWビーコンを XI CW Converterで解析して得らえた結果を
 示します。 

000: 94A262B2 86B46694 A262B286 B26103F0  JQ1YCZ3JQ1YCY0.x  ..b...f..b...a..
010: 000DFBF9 6F01EFEF 00000347 00809AAC  ..}|7.ww...#.@MV  ....o......G....
020: A1ABA99A A0AFA800 8FAB8C96 87700100  PUTMPWT.GUFKC8..  .............p..
JQ1YCY>JQ1YCZ-3 [19-Jul-03  07:14:02] (UI):


※ XI CW Converterによる解析結果 

<入力データ>
UT1     WWW.SPACE.T.U-TOKYO.AC.JP
UT2     008439
UT3     F9B8005D
UT4     2F4358
UT5     100350
UT6     655556565F

<入力データ変換結果>
中須賀研究室URL         http://www.space.t.u-tokyo.ac.jp
XI-IV内部時刻           33849   (0x008439)
アップリンク回数        25/31
カメラ撮影回数          7/7
通信系SEL回数           0/7
アンテナ展開            展開完了
CW duty比               0.3以上
OBCリセット要因         通常
バッテリ充電状況        トリクル充電中
OBC生存状況             生存
FM送信状況              待機中
バッテリ電圧            4.1V
バッテリ温度            31.6℃
太陽電池電圧            5.8V
太陽電池電流
 +X面                  36.6mA
 -X面                  0.0mA
 +Y面                  0.0mA
 -Y面                  102.6mA
 +Z面                  147.4mA
 -Z面                  0.0mA
衛星温度
 +X面                  37.2℃
 -X面                  24.6℃
 +Y面                  22.8℃
 -Y面                  25.2℃
 +Z面                  23.9℃
 -Z面                  38.4℃
 バッテリ              25.0℃
 送信機                38.8℃
RSSI値                  8.1dBu

XI-IVのLOS時刻は、07:22頃であり、03031Dを用い
て軌道計算した結果にほぼ合致しているようです。


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