38400baud 初受信


● (No.264) 38400baud 初受信 (2001年 4月2日)
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やっと、衛星UO-36の 38k4(38400baud) の信号を受信することができました。
受信できたのは、たった 120バイトの KISSファイルのみ ですが、実験を始め
てから長い道のりでした。 下記は、それを kiss2ascプログラムにより ASCII
変換したものです。


> fm UO121-12 to BBSTAT ctl UI pid F0
> SHUT 12a : 
> fm UO121-11 to PBLIST ctl UI pid F0
> PB: Empty.
> 
> fm UO121-12 to BBSTAT ctl UI pid F0
> SHUT 12a : 
> fm UO121-12 to BBSTAT ctl UI pid F0
> SHUT 12a : 


これは、TNC31S からのアップリンクが衛星を経由して、TRX4S受信機にダウン
リンクし、再び TNC31S によりデコードされたことの確たる証拠です。一度で
も衛星と 38k4 のコンタクトが成立したことが確認できれば、これからさらに
高速通信の実験を継続していく意欲が湧いてきます。

  TS790 + TRX4S + TNC31S (SYMEK), or
  TS790 +  IFD  + TNC31S (SYMEK)


ところで、3月末のスキー(長野県車山高原)から戻ってきた翌日から、2.4GHz
の実験をしようとしたところ、衛星AO-16 や UO-11 の信号が受信できません。
ここ数日、アンテナ系やアンプ等を取り外し、原因がどこにあるかを徹底的に
調べていました。 (JH1UGF槇岡さん、その節はお手数をお掛けしました。)

原因は、まさかと思っていた "ドレーク2880コンバータ" にありました。原因
追及の試験を後回しにしていたのですが、どうやら FETが飛んでしまったよう
です。送信には一切使っていないので、その原因はわかりません。もしかする
と、無線機とPCの電源を消し忘れて、私が知らないうちに、衛星TiungSat-1
か UO-36 が飛来した時に、WiSP が自動的に送信状態に入ってしまったのかも
しれません。

スペアの ドレークコンバータ を最初から改造し直して接続してみたところ、
アンテナ+アンプ+コンバータ+無線機の全てのシステムが、正常に動作する
ことが確認できました。 2.4GHz衛星の受信報告は、明日できるかと思います。
こんなこともあろうかと、秋葉原に出掛けるたびに購入するのが癖になってし
まったスペアの ドレークコンバータ が、4個になりました。

  29el.Loop + Pre.Amp + Down Converter + TS790
 (Maki Ele.) (GR-2400)  (Drake 2880)    (KENWOOD)



昨日のドレークコンバータを改造し直し再接続した 2.4GHzシステムを用いて、
本日(4/3)、衛星UO-11 の 2401.500MHz の信号を完璧に受信することができま
した。衛星の AOS直後の信号音を、FFTDSPプログラムを用いて gif形式の画像
として保存し、また、TCA 付近の激しいドップラーを伴う信号音を、サウンド
レコーダを用いて wave形式のファイルとして録音しました。

  http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/10403u11.gif
  http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/10403u11.wav


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