演習26 「Access 2000」 の解説 その1


テーブル :関連性のあるデータを二次元(縦横)の表の形にしたもの。
レコード :1件のデータを横一行で表す横の行のこと。
フィールド:1項目を縦一列で表す縦の列のこと。最大255項目まで表せる。
フォーム :テーブルのデータを入力しやすくしたもの。何種類かある。
クエリ  :テーブル間のデータを加工・集計するための命令のこと。
レポート :テーブルのデータやクエリの実行結果を印刷する機能のこと。


Access には、ウィザードに従い 対話形式で手順を進める方法や、すぐに利用
できる雛形(サンプル)が数多く用意されている。ここでは次の手順で、真っ白
な状態からテーブルを作成し、そのデータを加工・集計することを考える。

(1) ACCESS を起動する。 
(2) 「新しい空のデータベースの作成」の中の「空のデータベース」を 選択し、チェックする。続いて、ファイル名を決める。     
(3) 「デザインビューでテーブルを作成する」をチェックし「フィールド名」 と「データ型」を一つずつ設定していく。(後で追加削除も可能,(*)参照)   
(4) テーブルのデザインを保存する。(画面左上-ファイル-名前を付けて保存) 「主キーが設定されていません」というメッセージが表示されるが、 ここではそのまま「はい」をクリックする。そしていったん閉じる。 (5) データを入力しやすくするために、フォームを作成する。 (データベース初期画面-オブジェクト-フォーム-「ウィザードを使用して フォームを作成する」を選択-デザインボタン) (6) 「選択可能なフィールド」から必要なフィールドを選択し、[>] ボタンを 押す。(一般には全部を選択して、[>>] ボタンを押す。) (7) フォームが完成したら、必要なデータを一つ一つ入力していく。 最初は空の行だけが表示されているが、1件分のレコードを入力していく ごとに新規入力用の行が追加されていく。 (注)「ID」という項目のフィールドはオートナンバー型のフィールドで、 Access が自動的に連番をつけていくので、入力の必要はない。  
(8) データの入力が一段落したらフォームをいったん閉じて、「データベース 初期画面-オブジェクト-テーブル」に戻り、テーブルを開いて、入力した データが全て保管されていることを確認する。 (注) フォームやテーブル上に入力したデータは、Access が ファイルに 自動的に保存するので、ユーザーは特に保存操作をする必要はない。 (初期設定では、C:\Documents and Setting\...\My Documents に保存)  
(9) レコードの簡単な検索や並べ替えは、ツールバーのフィルタボタンなどを 使用することで行うことができる。データの複雑な加工・集計を行うため のクエリについては、次の演習問題を参照のこと。 (*) フィールドの追加にはいくつかの方法がある。 ・テーブル上で、フィールド選択-右クリック-列の挿入 ・初期画面-オブジェクト-テーブル-デザインボタン-フィールドを追加 ・初期画面-オブジェクト-フォーム-「ウィザードを使用してフォームを 作成する」-「開く」-「選択可能なフィールド」から追加
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