WiSP_3207 スケジューリングと初期設定補足


● (FUROKU.26) WiSP_3207 スケジューリングと初期設定補足 (1997年 6月1日)
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 以前からよく、Windows95版の「WiSP」(GSC)のインストールにおいて、
 「GSC-Setup-SatelliteSetup」とクリックしても、白窓が現れるだけで
 ここから先の衛星の設定(スケジューリング)ができない、という質問の
 メールが舞い込んできていました。

 そこで、先日来、私の衛星用のマシンを「Windows95」に構築し直して、
 Windows95版の「WiSP」(GSC)をインストールして上記の実験を始めてい
 ました。すでに解決済みの方もあるかと思いますが、JH9ONO/井田さん
 からも、その解決法として次のような操作をすれば、「GSC」の「Setup_
 satellite Setup」ができるという助言をいただきました。 
                           >Tnx. JH9ONO

  1.「GSC-Setup-Satellite Setup」とクリックする。

  2.マウスで「New」ボタンを押し、ボタンが破線で
    囲まれて選択された状態にする。

  3.次にキーボード上で改行キー(ENTERキー)を押す。

  4.GSC画面に「General」画面がポップアップする。


 私のところでも、このとおり実行すれば、GSC画面に「General」画面が
 ポップアップして、各衛星に対する諸設定ができることの確認が取れて
 います。 実際に衛星とアクセスするためには、その中でさらに細かい
 設定が必要となりますが、それは別記の拙著をご参照下さい。

 上記のように、「New」ボタンを押した後にさらに「ENTERキー」を押さ
 なければならない、というのはバグの一種とも考えられます。近々、私
 も、Windows95版「WiSP」の「Registration_Number」を取得する手続き
 を「AMSAT-NA」に対して行う予定ですので、その手続きの中でこの件に
 ついて問い合わせをしてみるつもりです。

 《注》 WiSPの最新版『WiSP3212』では、上記の件は解決しています。


 さて、次に、前々回のテーマ「WiSP_3207 [Windows95版] 抄訳」の中の
 <訳者補足>の訂正と、この補足にさらに補足を加えます。

 まず、<訳者補足>の2.で述べている "Autoexec.bat" への追加は、
 不測の事態を避けるため、次の2行のみ追加して下さい。

      SET TZ=JST-9
      SHARE /F:4096 /L:75

 次に、3.で述べている "View-Dir Equations.TXT" ファイルの作成に
 ついての補足です。このファイルは、「GSC」において次の手順で作成
 することができます。


  (1) 「GSC - Setup - Edit_ViewDir_equations」とクリック。

  (2) エディタが立ち上がり、
       「ファイル c:\wisp\View-Dir Equations.TXT が
        見つかりません。新しい ファイルを作成しますか?」
      と表示されたら、「はい(Y)」をクリック。

  (3) エディタ上で、
      「ファイル(F) - 開く(O) - "View_d~1.txt" 選択 - 開く(O)」
      とクリック。すると、デフォルトのテキストファイルが開く。

  (4) 次のように自局のコールサインを追加記入。

         [JE9PEL]
         {
         destination = "JE9PEL"
         }

  (5) そのまま続けてエディタ上で、
      「ファイル(F) - 名前付け保存(A) - "View-Dir Equations.TXT"
      を選択(自動的にファイル名作成済み) - 保存(S)」とクリック。

  (6) 「上書きしますか?」と表示されたら、「はい(Y)」をクリック
      すると、"View-Dir Equations.TXT" が自動的に作成される。


 以上の操作で、"View-Dir Equations.TXT" ファイルが作成されます。
 また、"MSPE Equations.TXT" ファイルの作成も上記と同様に行うこと
 ができます。


  (7) 「GSC - Setup - Edit MSPE equations」とクリック。

  (8) エディタが立ち上がり、
       「ファイル c:\wisp\MSPE Equations.TXT が見つかりません。
        新しい ファイルを作成しますか?」
      と表示されたら、「はい(Y)」をクリック。

  (9) エディタ上で、
      「ファイル(F) - 開く(O) - "Mspeeq~1.txt" 選択 - 開く(O)」
      とクリック。すると、デフォルトのテキストファイルが開く。

  (10)そのまま続けてエディタ上で、
      「ファイル(F) - 名前付け保存(A) - "MSPE Equations.TXT"
      を選択(自動的にファイル名作成済み) - 保存(S)」とクリック。

  (11)「上書きしますか?」と表示されたら、「はい(Y)」をクリック
      すると、"MSPE Equations.TXT" が自動的に作成される。

  (12)「GSC - Setup - Setellite Setup」で諸設定を行なう。


 なお、各デジタル衛星に対しこの「WiSP3207」を使用して、ファイルの
 アップロードとダウンロードができることを既に確認しています。


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