| くろだTOP | 旅行記目次 | '98夏:30:31:1:2:3:4:5|
西鹿児島→川内
→日奈久
→熊本→肥後大津
→熊本→二日市
→小倉→
朝7時に起床。 8時ちょっと前に西鹿児島駅を出る列車に乗り、 途中あちこちに寄りながら北上して、 最後に夜行快速 「ムーンライト九州」 で一気に九州から関西まで移動しようという計画です。
出発前に西鹿児島駅で駅弁を買います。 鹿児島らしいのがいいかなと思って、 「とんこつ弁当」を選びました。870円です。
だしで炊いたご飯に、おかずは大根とかの野菜の煮物と、 名前通りのとんこつ。軟骨がうまいです。
駅弁を食べながら車窓を眺めていると、 ときどき妙なトンネルが見えます。 どうやら九州新幹線の工事済みトンネルのようです。
そうこうしているうちに川内(せんだい)駅に到着します。 駅の右斜め前に「川内ホテル」という建物があります。 そこに併設の「川内温泉センター」が今日の第1の目的地です。
料金を払って玄関から脱衣所に入ります。 ホテルの大浴場みたいな脱衣所です。実際そうなんですけど。 内部は関西の標準的な銭湯ってとこでしょうか。 都内の銭湯とは違って、いろんな設備がけっこうあります。
もちろん湯は温泉なんですが、入った感じはただのお湯です。 あと、ここでは温泉が飲めます。飲んでみるとなまぬるいです。 別にこれといった味はしません。それはそれでつまらないですね。
30分くらい浸かったり出たりして、川内駅に戻ります。
普通列車は特急を先に行かせてから出発します。 しばらくすると有明海が左手に見えてきます。
途中の水俣駅で列車を乗りつぎ、八代駅のふたつ手前の日奈久駅で降ります。
今日の2番目の目的地、日奈久(ひなぐ)温泉です。 川内と違って駅からちょっと離れています。 15分ほど歩いた「日奈久温泉センター」で入浴することにします。
温泉センターはけっこう立派な建物ですが、 共同浴場は左横から入るようになっています。
設備は川内にくらべたらたいしたことはありませんが、 お湯にツルツル感があります。ごくかすかな硫黄の香りもします。
駅に戻り、日奈久発の列車で熊本まで出ます。 そしていったん鹿児島本線から離れ、 豊肥本線へと寄り道をすることにします。
熊本から列車で40分ほど山に入った肥後大津駅で降ります。 熊本のベッドタウンの小さな町です。 なぜこんなところに寄るかというと...
かなり前、 「まりりん」こと漫画家のこいずみまり先生が、 とある漫画の中でこの町の 「文化ラーメン」をイチ押ししていたからです。
「文化ラーメン」(そのままやん)を頼みます。 具は半切りのゆで卵、 薄切りのチャーシュー、 細切り昆布、 ネギです。
スープは真っ白、 脂が浮いてて濃厚です。 うまいです。
簡単な地図を下につけます。
|雑貨 |店 ☆ +−−−− | ←−−−+−−−+−−信−−→ | | | | 町役場 | 至熊本 | ←−[大津駅]=豊肥本線=→至大分
帰りもまた40分かけて熊本に戻り、 また鹿児島本線を北へ、北九州・小倉をめざします。
途中の大牟田で乗り換えます。 そのまままっすぐ小倉へ行けるのですが、 時間的にまだちょっと早いです。
途中の二日市駅で途中下車します。 ここにも駅から歩いて15分ほどのところに温泉があるのです。
二日市温泉に来るのは3回目です。 ここは 「御前湯」 「博多湯」 「バーデンハウス」 の3つの共同浴場が至近に並んでいるのですが、 今回はまだ入ったことのない「バーデンハウス」に入ることにします。
「バーデンハウス」は3つの中でいちばん設備の整った浴場です。 サウナもあれば露天も泡風呂もあります。 でもいまいちもの足りません。湯に特徴がないのです。
ちょっと不満なので、となりの「博多湯」をはしごすることにします。 「博多湯」はいかにも共同浴場といったいでたちの建物です。 入口を入ってすぐ左の脱衣所はちょっと狭いので暑いです。 そして浴室は階段を降りた半地下にあります。 そのため、浴室はなおさら蒸し暑いです。
ところが、このせいで空気がこもり、 ほのかな硫黄の香りが浴室いっぱいにたちこめています。 浴槽は複数あるけど小さいし、設備も水道くらいしかないのですけど、 これぞ温泉といった感じです。
温泉を堪能したあとは駅に戻り、 二日市から一気に小倉まで抜け、 臨時夜行快速の「ムーンライト九州」で一気に九州を脱出します。
あした目が覚めたときにはもう関西まで戻っているという寸法です。