島崎城堀之内砦(仮称)   関連遺構:島崎城 島崎城出城 大台城北出城

概説 平安時代の初め天長年間(824)、慈覚大師円仁によって茂木に創建されたと伝えられている。鎌倉時代建久2年(1191)嶋崎氏初代左衛門尉高幹公が嶋崎城築城の際、京都・比叡山を模して鬼門除けとするため、1haの敷地を寄進、現在の地に移転開山した。このとき、境内を城郭とし、嶋崎城の砦の役割をもたせている。以来、400年、嶋崎氏代々の祈願寺として栄え、天正19年(1591)滅亡後も。佐竹氏・水戸徳川氏の信仰を得、歴代城主尊崇により、末寺25カ寺を統括する本寺として隆盛を極めた。[二本松寺本堂前の由来記による]
現在は二本松寺
周辺図(クリックで拡大)
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訪問記[2004/03/15]二本松寺と大台城北出城は非常に近い。もしかすると佐竹氏が大台城を造ったとき、それ以前からあった嶋崎氏の砦を利用したことも考えられる。そうであれば、本砦と大台城北出城は同じものになる。
所在地潮来市堀之内。二本松寺の境内。
参考書周辺図は『堀之内大台城』p18を参考にしました