野尻館

概説 館の構築年代などは不明。「新渡戸文書」に、野尻館の所在する野尻郷は、建武2年(1335)に、黒石郷主工藤中務右衛門尉貞行の所領となったが、貞行の長女の加伊寿と、根城南部師行の子信政とが縁組みしたのが因となり、南部氏の支配するところとなった。[『日本城郭体系2』より]
主郭は畑になっている
その他の写真
  1. 主郭西側の郭には熊野神社が祀られている
  2. 熊野神社から南側の小郭を臨む
  3. 主郭東側の堀
訪問記[2003/09/20]あまり期待しないで行ったのだが、主郭は畑として使われてはいるが周囲の遺構も良く残っている。西側は横内川が天然の堀になっている。
所在地青森市野尻字野田。横内交差点の北東約500mの熊野神社が目印。
参考書『日本城郭体系2』