二双子(にそうし)

概説 二双子は、「二皐至」「二想志」などの文字で記された古い村である。「遠野南部文書」には、この地方の領主工藤貞行が南部信政に嫁いだ娘加伊寿御前に「津軽山辺郡二想志郷内下方」を与えた建武元年(1334)の譲状がある。この地は正慶2年(1333)から翌年にかけての大光寺合戦の勲功によって工藤貞行が得たものである。[『日本城郭体系2』より]
伏見神社を背にして南側から集落を見る
その他の写真
訪問記[2003/09/20]館跡は集落になっているらしいが、周囲の水田は堀跡と思われる。
所在地青森県黒石市二双子。
参考書『日本城郭体系2』