仁井田陣屋

概説 大津浜へイギリス人が上陸するという事件が起こったため、大津村を領地として支配する水戸藩以外の大名にも海岸防備の出動命令が出された。大津村の西隣、棚倉藩主井上河内守の領分の仁井田の海岸には陣屋が設けられ、城下棚倉(福島県東白川郡棚倉町)から派遣された人数の旅宿が定められた。[『図説北茨城市史』解説文と「大津浜警備の図」より]。
海鳥公園から大津橋と旧海岸線を望む
その他の写真
訪問記[2004/08/03]写真左手の緑地は埋め立て地で、写真中央部のコンクリートで囲まれた部分が旧岸壁。大津橋に架かる道がかつて河川で現在は暗渠になっているのだとすれば、「大津浜警備の図」にある「井上陣」の場所は、旧海岸線・現在の河口の位置から写真の旧岸壁に囲まれた場所になる。
所在地北茨城市関南町仁井田。里根川河口部。
参考書『図説北茨城市史』