国神遺跡中世遺構

概説 市道の改良工事に伴い行方市遺跡調査会が調査を行ったところ、集落群、墓地とともに12世紀末から14世紀初めと見られる城郭の遺構が確認されたという。これまでに文献などから、縄文期の遺物出土は予想されていたが、中世期とみられる城郭の確認は予想外だということだ。城郭は、今回発掘した部分の他にも周囲の台地全体に広がっていると見られるらしい。また、城郭の一部は粘土層まで掘り切られているとのことで、このような例は県内ではあまり見られないという。これは表層から粘土層までの深さが約1mと浅かったことが理由と考えられているとのこと。[常陽新聞WEB版2月17日HEADLINE NEWSより]
道路建設によって近々湮滅
その他の写真
  1. この土塁と堀が中世遺構
訪問記[2006/02/20]昨日行方市教委による現地説明会があったのだが見に来られなかったので直接来てみた。土塁と堀といっても小さなもので、内側にも浅い堀が巡っていた。排水口という見方もある。道路工事によって中心部は埋め戻されることはあってもかろうじて湮滅は免れるのではないだろうか、と期待。
所在地茨城県行方市行方。行方小学校北東1km付近。国神神社近く。
参考書