川口台場   関連ページ:銚子の台場

概説 千人塚台場ともいわれる。
 『利根川図志』千人塚の項に「〜此塚の側に鐵炮の臺場あり。世人川口の御臺場と云ふ。〜」とある。『国別 城郭・陣屋・要害・台場事典』ではこの台場は千人塚台場と命名され、代わりに飯貝根台場(仮称)のことを川口台場と命名している。紛らわしいがここでは古くからの呼び名を採用することにした。
千人塚から一ノ島燈台方向を臨む
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訪問記[2004/09/19]『利根川図志』の図から、台場は一ノ島(現在は燈台が建っている)を正面に臨む海岸付近にあったと考えられる。現在陸の際は道路なのだが、30年ほど前に海岸沿いの運河を造った際、陸地の部分を深く掘って海にしたという経緯があると地元の方が教えてくれた。現在運河になっている手前部分には家があったそうだ。したがって台場の場所も現在は水の中かもしれない。
所在地千葉県銚子市川口町2丁目。千人塚の北東側、一ノ島を正面に臨む海岸。
参考書『利根川図志』、『国別 城郭・陣屋・要害・台場事典』