一の館

概説 別名、権現山城。国道51号線に臨む権現山の上にあったので権現山城とも言う。[『余湖くんのホームページ』の「茨城県の城址」>「潮来市」を参考にしました]
権現山城の現状は、土取で湮滅していた
足下に寛政元年の馬頭観音が半ば埋もれて建っている
その他の写真
訪問記[2004/03/21]余湖さんに場所を聞いて行ってみたが、土取でみごとに無くなっていた。古い地図によるとこの辺りに旧道があるはずなのだがそれすら土が動かされてどこだか分からない。と、足下に馬頭観音が置かれている。なんとか読むと「寛政元年十月」と彫られている。どこからか移されてきたものでないとすると(土取り現場の土の中に半ば埋もれているのだからわざわざ移されたものではないと思われる)、この辺りに街道が通っていたと考えられる。この一の館はその街道を監視するための番所のようなものであったのだろう。
所在地潮来市上戸字権現山。
参考書『茨城県遺跡地図平成13年度版』