今、私はNewtonでこんな夢を見る

 スキルが乏しいわたしは、今にも新規開発から手を引きそうなNewtonソフトベンダーたちの背中に向かって「これが欲しい、あれはないのか!」と叫ぶ権利などないのかもしれません。ないものは作れ、というのが黎明期のパーソナルコンピューター使いたちの無言の了解であったなら、そしてとりあえずの開発環境が無料で手に入る今こそ、こういうソフトウェアは自作してNewton世界に還元してやらなければならないのかもしれません。でもまぁぶーたれるのもWWWの自由の一つらしいし(ソンナコトハダレモイッテイナイ)、未来の自分に向けての注文も兼ねてお星様とライトバルブにお願いしてみましょう。

 palmPilotでさえ可愛らしいインターフェースで乗り換えナビソフトが実現できているのに、強力なプロセッサとグレイスケール液晶を備えたMP2100でさえ未だに「Railmap Gray」で我慢しなければならないというのはおかしいですね。WindowsCE機だって、マシンパワー・OSの完成度ともにβ版同然だった1.0時代に「乗換案内」だけはしっかりバンドルされてるのを見てものすごく羨ましかったのを覚えています。

 折角の赤外線ポートも、同胞のNewton使いと巡り合ったときに涙と共に行なう名刺交換、にしか使われないのでは悲しすぎます。昔Sony Remoteというアプレットがあったんですがこのソフト、何に向けてもまともに動作した試しがないというなかなかもの悲しい代物でした。どこかで「赤外線ポート回りの技術公開がぜんぜんされてない!」という話を聞いたような気もします。現在わたしの部屋にはリモコンが4つ!これがNewton1つで集中制御できたらなんてcoolな思いができることでしょう・・・

 わがままもだんだん窮まってきました。趣味でやってるMagic:the Gatheringというカードゲームは3000種に迫ろうかという種類のカードそれぞれについて10項目以上のデータが記載されており、ルール変更に伴ってゲーム中での運用方法が下手すりゃ毎月変わるという代物で、ネットで流通しているルール裁定も印刷すると数10ページにわたる膨大なものになってしまいます。これをクエリー形式で参照できるようになったらめちゃくちゃ快適ですね。要はMicrosoft AccessやExcelの「オートフィルタ」みたいな真似事ができたらいいなぁ、という話なんですが。「じしょ」までは既に実現してますんでなんかそれほど高望みではないような気もします。素人の気楽さかもしれませんが。

 ICQとはfingerとIRCを足して0.6で割ったようなシンプルなInternetチャット/電報ツールです。登録した相手がオンライン接続されているか(向こうもICQを立ちあげている必要がありますが)が把握でき、テキストメッセージの即時やりとりが可能です。開発元のWWWページを見ると、「現在開発中」のコーナーに別プラットフォームの名が並ぶ中でああやっぱり、NewtonOSは掲載されていません。窓CE用バージョンはリリースされている・・・
現実にこういうツールをモバイル環境で使うかどうかはともかく(ひどい言い方だ)、あるとしやわせになれるような気がします。電話した方が早い?今は携帯電話持ってて当たり前のご時世だ?ごもっともで・・・

ここまでです

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