マリは、日本の3倍以上の面積を持つアフリカ大陸西部の内陸国です。11世紀以降マリ帝国が栄えイスラム化しますが、1590年から1870年にかけてモロッコに支配され、18世紀末からはフランスの植民地となりました。1958年にフランス共同体内の共和国となり、59年にはセネガルと共にマリ連邦を結成、60年に独立を達成すると同時にセネガルとの連邦を解消して単独国家として誕生しました。ただし、68年にはクーデターが発生し20年以上に亘って軍政が続きました。1991年にクーデターで実権を握ったトゥーレ中佐が政党結成の合法化を決定し、翌年には複数政党制による選挙が実施され、コナレ大統領が誕生し長い軍政に終止符が打たれました。
マリから1964年に防蝗宣伝切手としてトノサマバッタを描いたもの3種が発行されました。
1967年に昆虫を描いた切手3種が発行されました。セミとバッタは当時としては珍しく飛翔中の姿が描かれています。
1987年に各種ミツバチを描いた切手4種が発行されました。4種類のすべてがミツバチで統一された美しい切手です。
1994年に昆虫を描いた切手9種も発行されました。
1998年にアフリカ特産のアリを描いた切手4種が発行されました。
Mali マリ
1964.6.15 防蝗宣伝切手
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トノサマバッタ Lucusta migratoria (バッタ科) |
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アブラゼミの一種 Ugada grandicollis (セミ科) |
シロモンオオツノハナムグリ Chelorrhina polyphemus ♂ (コガネムシ科) |
トゲムネバッタの一種 Phymateus cinctus (オンブバッタ科) |
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ヒメミツバチ Apis florea (ミツバチ科) |
オオミツバチ Apis dorsala (ミツバチ科) |
ニシアフリカミツバチ Apis mellifera adansonii (ミツバチ科) |
セイヨウミツバチ Apis mellifera (ミツバチ科) |
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ハガタスズメの一種 Polyptychus roseus (スズメガ科) |
マネシヒカゲの一種 Elymniopsis bammakoo (タテハチョウ科) |
キョウチクトウスズメ Deilephila nerii (スズメガ科) |
ベニゴマダラヒトリ Utetheisa pulchella (ヒトリガ科) |
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ヨーロッパフタオチョウ Charaxes jasius (タテハチョウ科) |
クロリスネキシロチョウ Mylothris chloris (シロチョウ科) |
ローヤルゴライアスオオツノハナムグリ Goliathus regius ♂ (コガネムシ科) |
トノサマバッタ Locusta migratoria (バッタ科) |
ウスバカマキリ Mantis religiosa (カマキリ科) |
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アカカミアリ Solenopsis geminata (アリ科) |
ムネアカオオアリの一種 Camponotus pensylvanicus (アリ科) |
イエヒメアリの一種 Monomorium minimum (アリ科) |
トビイロケアリ Laslus niger (アリ科) |