江戸と大正の代表的名園 六義園・旧古川庭園




駒込駅

毎年5月頃、山手線の駒込駅のつつじは咲きそろいます。沿線の景色の中でも、
きれいなところです。駒込は、地下鉄南北線も開通し便利になりました。

ここ駒込には、名園と呼ばれる所が2カ所あります。一つは、旧古川庭園、そして、
六義園です。どちらも子供を遊ばせるところではありませんが、たまには静かに読書でも・・には、
最適の所です。


六義園

六義園

さて前置きが長くなりましたが、ここ、「りくぎえん」と読みます。駅から徒歩5分ぐらいです。
江戸、5代将軍徳川綱吉の信任が厚かった川越藩主、柳沢吉保が1702年(元禄15年)に、築園した、
回遊式の日本庭園だそうで、順路が決まっていて、その通りに歩いて、移り変わる景色を楽しむ作り
だそうです。その名勝は88景あります。(88もわかりませんでした。)
なるほど、広い作りで、きれいなものです。現在は東京都の公園になっていますが、
(9:00-17:00 300円、年末年始休)
鳥も多いですし、とても都心とは思えません。無料の公園と違い、大変よく整備されています。
入り口近くにある、枝垂れ桜は都内でも有名な物です。
順路に従い、歩くとざっと小一時間あまり、ゆっくりと過ごせます。園内の最高所、海抜35mの
藤代峠から園内を一望でき、へーときれいな作りに感心しました。

藤代峠

他、つつじ茶屋・ささかにの道・渡月橋・滝見の茶屋・蓬莱島などという粋な名前の場所が
数多く設けられています。
園内には、茶室や集会所も数部屋あり、たまにはこんな所で会議でもしたらいかがでしょうか。


旧古川庭園

さて、一方の旧古川庭園は、大正6年に古川虎之助が経営した東京の大正初期の代表的な庭園です。
和洋両形式を巧みに使い分けた庭園で、陸奥宗光の邸宅でその後古川家の所有になりました。
何と行ってのここの洋館がここの中心です。この洋館の前の庭園のバラは春と秋に見事な花をつけます。

古川庭園

また、下の日本庭園は京都の庭師の作品で紅葉の季節には京都のような趣が有ります。

古川庭園   古川庭園

和洋と一粒で2度おいしい旧古川庭園は、四季折々楽しめますよ。
日によっては洋館内で喫茶も可能です。
交通は駒込から徒歩15分、南北線西ヶ原駅利用なら7分程度です。入園は9:00-16:30、150円です。



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