おすすめの富士見ポイント
富士見テラスより 東京タワーより
東京に住んでいると、日常、色々なところで富士山を拝める機会がありますね。
高層ビルだったり、高架の電車だったり、なんとなく、心が洗われる一瞬です。
「景観から歴史を読む」（故 京都大学足利健亮教授 著）の中で、『徳川家康は、江戸を不死身（＝富士見）を目指す場所として位置づけ、
都市景観に富士山の大自然を取り入れようとした。』というような説を立ています。
また、江戸町民は富士山を当然信仰の山として見ていました。江戸の町を造るときに富士山が良く見える方向に道を開き、
また、富士山が見れる坂に富士見坂という名前を付けました。また、寺社や庭園にミニの富士山が造られました。
今でも、東京にはには富士見坂のように冨士が見える場所が地名として残っています。
駅名でも、西武線富士見台、丸ノ内線中野富士見町などご存じのとおりです。
このように、東京（江戸）と富士とは切っても切れない密接な関係にあるのです。
東京上空より 羽田空港より
当然皆さんお住まいのお宅、マンション、いつもの通勤電車、東京タワー、東京スカイツリー、どれも素晴らしい展望台ですね。
さて、東京のおすすめ、富士見ポイントのご案内です。
以下のポイントは当然、季節、天候など見える条件は個々にありますから悪しからず・・・
@羽田空港
羽田空港はかなり富士の展望がよい場所ですが、特に国際線ターミナル5F展望デッキにある富士見台！！（本当にあります）24時間入れます。
また、国内線ターミナルでも飛行機越しに素晴らしい富士が望めます。東京モノレール・京浜急行 羽田空港国際線/国内線ターミナル下車
A東京ゲートブリッジ
ご存じ、東京の新名所、東京ゲートブリッジ、そのたもとの若洲海浜公園です。ここではダイヤモンド富士を見ることができます。
巨大な橋と海と富士のコントラストは圧巻です。
ダイヤモンド富士は、富士山の山頂部と太陽が重なる大気光学現象で、太陽がダイヤモンドのように美しく見えるためこう呼ばれています。
いつどこでも見られるわけでなく、富士山頂から方向により、日の出の時、若しくは日没時に年2回、気象などの条件がそろった時にだけ見られる光景です。
B東京タワー特別展望台
もちろんスカイツリーができても東京の象徴、東京タワー、文句なく綺麗な富士が見えます。日比谷線神谷町駅下車
C文京シビックセンターラウンジ
関東富士見百景のここ、高層ビル越しに富士が見えます。望遠でみた風景は東京ならではの圧巻、
世界的に見ても東京の様な大都市から富士の秀麗な山が見えるのも珍しいことですね。三田線、大江戸線春日駅下車 入場無料です。
D日暮里富士見坂
荒川区西日暮里3丁目。日暮里富士見坂は、@〜Cと異なり都心道路上から富士が望める地点です。
また、都内では珍しくダイヤモンド富士が見られる富士見坂です。JR山手線日暮里駅から徒歩5分程度です。
ここでは現在マンション建設により今後見れなくなる恐れがあり、マンション建設に対する対応要請の動きがあります。
E富士見テラス（東久留米市）
ここも関東富士見百景、西武池袋線、東久留米駅駅改札口（２階）を出て右側にある屋外のテラスです。
名称のとおり、このテラスからは、西に向かって真っすぐ伸びる「富士見通り」の先に富士山が眺められます。
この西武池袋線、練馬駅から練馬高野台駅の間の高架線から見える富士山も圧巻です。
F東京上空
羽田空港離陸時、着陸時かなりきれいに見えます。行き先、出発地により異なりますが、着陸機では概ね進行方向左側の座席（例：A席）。
離陸機では、例えば大阪行きでは進行方向右側（例：K席）、広島、福岡行きでは進行方向左側（例：A席）と異なります。
当たり前ですが、下界が曇りでも見える確率が高いですし、下界がもう薄暗くても離陸すれば好天なら素晴らしい夕映えの富士に出会えます。
飛行機に乗る機会には是非、居眠りせず、窓側を確保して、ぜひご堪能あれ・・・
富士見テラス
これ以外でも、特に晴天の冬の朝、綺麗に見えるポイントは多数ありますね。
ぜひ、あなただけの富士見ポイントを大切に・・・
