くだらな日記(2010年6月)


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6月15日(火)
 今回のパクリというかコピペ騒動で2ちゃんねるの該当スレを覗いたりしたのだが、ライトノベルの世界は、相当に読解力や理解力に欠ける人が、けっこうな割合で含まれているのだなあ(詠嘆)。
 こら、真面目に書く気なら、ハードルをむちゃくちゃ下げないとあかんぞ。噛んで含めるように説明しないと。「日本刀とは」どころやない。「鉄とは」のところから書かんとあかん。
 そのわりには「エルフ」とか「吸血鬼」とか「ブロードソード」なんてのは説明無しで通るみたいやけど。あら、記号として通用してんのやろか。エルフとシルフの違いとか、ヴァンピールとグールの違いとか、鋳鉄と鍛鉄の違いとか、細かいところはええやんかみたいにして。

 いや、違うか。
 あれは本来の住人じゃないな。私と同じ野次馬だ。臭いでわかる。同類だから。
 こら相当荒れとるやろな、と、覗いてみたら、意外とみんな冷静だった。だから埋もれ火をかきたてちゃえ。よくわかんないけど書きこんじゃえ。そんな感じ。
 無謀である。
 が、そういうことをしてしまうのが、
「若さ」
 なのだろう。
 と、いきなり司馬遼太郎風に詠嘆しながら考えてみたりする。


6月11日(金)
 どう見てもオバマなのに、黒人男性と言い張るかアマゾン。そういえば昔東京タワーで、どう見てもレーガンの顔のゴム面を「白人」と言い張って売っていたのを見たことがあるなあ。こうなったら「アジア人」と言い張って金正日かポル・ポトのお面を売るか。


6月10日(木)
 ポル・ポトという人物を評価しつつある。ヒトラーに比べれば地味だけど、これはこれですげえ人物ではなかったかと。
 ヒトラーは演説も派手だし、「水晶の夜」「長いナイフの夜」など、イベントにつけられた名称も耽美的で魅力があるよね。つねづね思うのだが、無駄に魅力的な名称は、実際に行われたことの本質を押し隠すことにつながるのではないかと思うのですが。
 でもポル・ポトにも、そこまで魅力的な名称ではないかもしれないが、「カンボジア・ゼロ・アワー」というそれなりにかっこいい名前のイベントもあるし、「泣いてはいけない。泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。笑ってはいけない。笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ」という名言もあるし。
 シアヌーク国王との連係プレーも素晴らしい。ポル・ポト派があれほどムチャをできたのは、一説によるとシアヌークが有能な政治家をすべて片付けちゃったからだというくらい、シアヌークは自分のライバルになりそうな人間をすべて消しまくった。生き残った数少ない政治家のうち、左派はポル・ポトのクメール・ルージュに逃げこみ、右派は小心者のロン・ノルをけしかけてクーデターを起こさせちゃったという。
 なんかこう、クメール・ルージュをひたすら美化して賛美し、頭の軽い若者をけしかけて、ネオクメールルージュを結成させるような扇動文書でも書けないものかと思ったりするわけだ。


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