くだらな日記(2010年4月)


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4月10日(土)
 ものすごく回りくどい会話を交わす夢を見た。
「もしもし」
「なんだね」
「ちょっとお話ししてもいいですか」
「ああ、いいよ」
「あの……ちょっと思い出せないんですが、ええとですね、ものすごく売れたSF映画のシリーズで、スター・ウォーズともうひとつ」
「ふむ。……ハリーポッターかな」
「いや、それじゃなくて、ええと……」
「ゴジラかね」
「ごめんなさい、僕の話し方がよくありませんでした。明確さを欠いていました」
「そうかもしれないね」
「僕が言いたかったのは、世界的に大ヒットしたSF映画のシリーズで、たとえばグレートハンティング2みたいに、なんとか1、2と続くシリーズなんです」
「だいぶ絞られてきたね」
「なんでしたっけ……スペース1999じゃないし……そうだ、スター・ウォーズと同じ、スターがつく」
「スター・トレックかもしれないな」
「それです。スター・トレック。そのシリーズの監督さんが、さっきいました」
「ああ、ここにいたね」
「あの人がスター・ウォーズの監督さんを見て、『あいつはあんなに売れて、賞もいっぱいもらって、いいなあ』って話していたんですよ」
「ほう」
「僕、びっくりしました。あのくらい売れたらもういいかと思ってるのかなと思ってたんですが、もっと売れたいんですね」
「ほう」
「僕もいちどでいいから、これ以上売れてもしょうがないと思われるくらい売れてみたいです」
「私は売れたら、女房を新しいのに取り換えるかな。ははは」
「僕は女房がいませんから、売れたら女房がもらえますね」
「がんばりたまえ」


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