くだらな日記(2009年10月)


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10月31日(土)
 落語四天王の四人目は誰なのか。
 朝日新聞の一面、三遊亭円楽の訃報によると、「立川談志、古今亭志ん朝らと共に『四天王』と呼ばれ」とあるので、四天王の四人目は「ら」という人らしい。「ら様」というと中日の小笠原投手を連想するが、中日の先発四本柱にも入っていない小笠原投手が、まさか落語四天王はあるまい。ひょっとして円楽が師匠権限で楽太郎を「ら様」として四天王にむりやりねじこんだか。
 また朝日新聞には「四天王」の名付け親、矢野誠一が追悼文で「古今亭志ん朝、立川談志、三遊亭円楽、この3人が出てから」と書いているので、四人目はし、死で縁起が悪いので欠番、という扱いとしているらしい。あるいは、この3人の実力が飛び抜けているので、これに並ぶ者がいないという意味で、1960年代のアメリカプロレス界のランキングを、「1位 ブルーノ・サンマルチノ、2位 フリッツ・フォン・エリック、3位 ジン・キニスキー、4位 ?」とした故事にならっているのかもしれない。
 はたして四天王の四人目は「ら様」なのか、それとも欠番か。
 春風亭柳朝や橘家円蔵を入れる説もあるらしいが、これらはいずれも朝日新聞に採用されていないことから、根も葉もない俗説と思われる。


10月27日(火)
 あ、あれ? 城島が阪神に決めみももまめましたがみながぇとかニュースで言ってるみたいなんや。疲れかな。


10月25日(日)
アッチソン退団「日本に戻らない」
 アッチソンは祖国に戻ってからも、ときどき機嫌のいいときは、
「おれは、日本のベースボールで、1年に75試合も投げたが、身体は壊れなかった」
 と自慢したりしたが、そんなときはサラはにこにこと微笑っているだけで相手にならなかった。
 サラは、娘のキャリーにも、
「お父さんは、いまはあんなにやさしいお人だけど、お若いころは脂汗が出るほど投げなさった。ニッポンの神戸に住んでいたころのことをおもいだすと、ぞっとする」
 やはり、アメリカ人はアメリカで野球するのがいちばんいい、と、サラは老女になってからも、おりにふれて語っていたという。投手起用の不可解さが、身に沁みていたのだろう。


10月22日(木)
 なんか巷で評判だったので、「ペプシあずき味」を買ってくる。ついでに一緒に並んでいた「ペプシしそ味」も買う。
 まずしそ味のほうから飲もうとすると……まず臭いが青臭くてぐっとくる。めげずに飲むと、味はそんなでもないな。わずかに青汁っぽい苦みを感じるが、人工甘味料に圧倒されてほとんど感じない。しかし人工甘味料の味しかしないってことじゃないか、これ。
 あずきは……鼻を近づけるとねりあんが焦げついたような臭いがする。飲むと、かなりこってりとした、安物のあんぱんを液状にしたような味が……。百円ショップの羊羹をミキサーにかけて炭酸水を足したら、こんな味になるだろうか。


10月21日(水)
 城島の阪神移籍決定的に!
 この記事を読んで去年の「三浦の阪神移籍は秒読み段階!」を思いだしたのは私だけでいい。


10月18日(日)
 新聞を読んでいたら、テニスのウォズニアッキ選手が「ウッズアニキ」に見えた。もう駄目だ。


10月16日(金)
 ジャンヌ・ダルクに関する書物を読みあさる。
 きっかけは、「唐沢俊一検証blog」の「二十一世紀のジャンヌ・ダルクよ。」を読んだこと。このとき、家にはミシュレの「ジャンヌ・ダルク」(中公文庫)一冊しかないのに、いいかげんなコメントを書きこんでしまったことに若干気がさしてしまった。もうひとつ、ミシュレの上記本に「悪魔が処女とは契約を結びえない」という言葉が二カ所にわたって出ていることに、あらためて気づいたのだ。そんな決まりあったかいな、と同じ著者の「魔女」(岩波文庫)を流し読みしてみたが、そういう話題はない。家にある悪魔書のたぐいをひっくり返してみたが、どこにもそんなことは書いていない。
 そんなわけでジャンヌ・ダルクに関する入門書を何冊か買ってみた。アマゾンで検索すると、マーク・トゥェインの「ジャンヌ・ダルク」もあったので注文。これはトゥェインが別名で出版した本で、彩流社の「マーク・トゥェインコレクション」にも収録されていなかったので、てっきり未訳だと思いこんでいたのだ。
 数冊読んでみたところ、悪魔と処女の契約についてはどの本も書いていない。そしてどの本も、元ネタは、ジャンヌがイギリスの捕虜となって異端審問をされたときの記録、ジャンヌの死後、ジャンヌの復権のためにフランスで行われた記録、であることがわかった。どちらも幸い、和訳が出ている。「ジャンヌ・ダルク処刑裁判」「ジャンヌ・ダルク復権裁判」(いずれも白水社、高山和彦訳)である。
 ところがこれが高い。3,780円。2冊で7,560円。私は貧乏なもので、千円以上する本を買うときはためらい、二千円以上するときは悩み、三千円以上の時は懊悩する。すみません松沢さん、そんなわけでまだ「エロスの原風景」は買っていません。
 もうやけくそで、エイヤッという気持ちでアマゾンのボタンをクリックした。

 もうひとつ、唐沢俊一の文章も一次資料に当たるほうが適切と思われる。文章が掲載された「熱写ボーイ 2009年7月号」を買う必要がある。こちらもアマゾンで購入可能だが、古本しかない。エロ本の古本を買うのにはかなり抵抗があるのだが(古本に煎餅のかけらとかジュースのしみとかあるのは平気なのだが、陰毛とかはちょっと)、こちらもエイヤッとクリックした。
 注文してから古本屋の説明を読んだのだが、さいわいゾッキの新古本で、まだだれも読んではいないらしい。てゆーか、どの古本屋でも説明文が、「未読未使用の新古本、ゾッキ印の赤線あり」だった。よほど売れていないのか。大丈夫か唐沢俊一。


10月14日(水)
 え、ジョージ・ワシントンの入れ歯って木でできてたんじゃなかったんだ。ウィキペディアにも載っているので、てっきり本当だと思った。他人の歯とか、カバの牙とか削って作ってたんだ。なんで木製という説が広まったんだろうな。もうひとつのガセ話、桜の木からの連想だろうか。


10月13日(火)
 つい先日引退したあぶさんこと景浦安武。最近の本を読んでいないのでいいかげんだが、たしか60いくつでの引退だから、プロ野球選手の最高齢記録を大きく更新している。そのうえ40くらいでレギュラーに定着、三冠王も打率4割も取っているくらいだから、最高齢三冠王記録はじめ最高齢の打者記録はほとんど保持しているはず。代打で本塁打王という珍記録もあったかな。
 水島漫画のもう一本の大ヒット「ドカベン」では、こちらもプロ野球編以降を読んでいないのでいいかげんだが、主人公の山田はじめ明訓ナインやそのライバルまでもがプロ入りした途端首位打者、打点王、本塁打王、防御率、最多勝、最多奪三振の主要タイトルを総ナメにしたはず。それにしてもウィキで調べていたら、とーとつに「大沼幸二」が登場し、実在の選手そのまんまの活躍だったから笑った。

 それと比べると梶原漫画の主人公というのは地味というかなんというか。星飛雄馬、番場蛮ともにプロ実働5年程度、年間二桁勝利を1回か2回やった程度だから、通算成績ではソフトバンクの新垣とそんなに変わらないはず。
 それもこれも、梶原漫画の設定による。魔球のない星や番場は1軍では通用しない棒球投手。魔球は体力を消耗するので基本的に連投がきかない、リリーフ登板は基本的には無理(あくまで「基本的には」であり、腕が折れても死んでもかまわないという決意があれば可能)。おまけにシーズン途中で魔球を破られ、新しい魔球を編み出すまで失踪して登録抹消されるため、規定投球回数に達せず、防御率や勝率などのタイトルも資格がない。そんなわけで、星が達成した大記録は最後の完全試合のみ、番場は最後のシーズン3連戦3連投3連勝のみ。
 「タイガーマスク」でもタイガーはジュニアヘビー級のレスラーと設定され、難敵と闘うことが多いためリーグ戦を制したことはなく、最後にNWAヘビー級チャンピオンに半分手が届いたところで終わるし、「あしたのジョー」でも矢吹は最後の世界タイトルマッチは判定負け。チャンピオンや記録はそう簡単に作られるもんじゃないという、梶原一騎の、実在のプロスポーツ、プロ選手への敬愛がみられるのだろうか。


10月12日(月)
 阪神フロントGJ


10月9日(金)
 まあCS出たって、どうせ真弓は安藤下柳を先発させて連敗するだけだからどうでもいい。それより来年以降のことを考えよう。
 真弓はどうせ来年クビだからいいとして、次は星野ということになりつつあるらしい。たぶん星野は采配や戦力うんぬんより、真弓のような小物監督にはできなかった、ベテラン大物に引導を渡すという役割の、引導内閣として考えているだろう。
 だから金本にもし2年11億などという、いや金額はどうでもいい、複数年契約を結ぶことだけはやってはいけない。来年末、引退させられるようにしておかなければならない。単年なら5億でも7億でもいい。
 今年、もし金本と複数年契約を結ぶようなら、阪神球団のフロントは全員首を吊って死んだほうがいい。


10月8日(木)
・走者を出した後、ツーアウトを取って安心する
・エラーで走者が出る
 って兆候を忘れてたぁぁぁぁ!!!


10月7日(水)
 阪神、ヤクルト、ともに勝ち、CS進出は明日からの直接対決をもって決定。
 阪神の最終カードで、ヤクルトに連勝したら進出決定という、1992年を思わせる状況になってきた。
 ここで不安なのが、明日の先発が安藤濃厚という情報である。
 監督が決めることだから仕方がない。
 しかしもし先発が安藤だとしても、100%負けと決まったわけではない。
 久保を初回から用意させておき、安藤が崩れる兆候を見せたら、すぐさま久保に代えることによって、惨事を未然に回避することも可能だ。
 そんな苦労するくらいだったら、最初から久保先発でいいじゃんというのは言いっこなし。すべては監督の采配。
 ちなみに安藤が崩れる兆候一覧。
・先頭打者を塁に出す
・二死無走者から四死球
・ゲッツーに失敗し走者が塁に残る
・ノーマークの下位打者に出塁を許す
・連打もしくは四球からヒットで複数走者を出す
・阪神が先制


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