くだらな日記(2009年4月)


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4月29日(水)
 レコードプレイヤーを買った。
 田舎に昔の沢田研二、伊藤つかさ、井上陽水などのアナログレコードを保管していたはずなのだが、どうしても見つからず、代わりに母の叔父が買っていたとかいう戦前の童謡、軍歌、流行歌、浪曲などのレコードが見つかった。塩化ビニールでなく、カイガラムシの分泌物から作ったシェラックレコードというやつだ。
 これを再生し、できればUSBメモリにMP3で保存してパソコンに取り込みたくて、そういうプレイヤーを探していた。ソニーから出ているのは知っていたが、2万円超えるのでちょっと手が出ない。ところが本日、近所のホームセンターで、無名メーカーの同じ機能の製品が9千円で売っていたのでさっそく購入したのだ。
 わくわくしながらセッティングして、いよいよ軍歌のレコードをかけてみたのだが、なんかおかしい。メロディが間延びしているし、歌声は知的障害者が歌ってるのかというくらいのたのたしている。
 ネットで調べてみたら、戦前のシェラックレコードはSP盤といって、78回転だった。このプレイヤーにはシングルEPレコードの45回転とアルバムLPレコードの33回転しかない。な、なんてこったぁぁ!
 いろいろ探してみたが、SPレコードをCDに録音可能なプレイヤーが4万6千円、しかも現在品切れ中。嗚呼。


4月27日(月)
 狩人の「どんポイ!(Do’nt Poi!)」という歌が面白くてしょうがない。なんだこの「あずさ2号」「コスモス街道」「アメリカ橋」との乖離感は。
 1番の舞台が韓国、2番の舞台が中国になっているのは、単なる偶然か、それとも韓国人中国人の公衆マナーの悪さを皮肉ったのか(まあ、歌の設定は日本人がそれらの国へ行くという、逆の立場なのだが)。3番のシンガポールで逮捕されるラストから考えると、わかってて作っているっぽいが。

 草gの犯罪はまあ、やっちまったな程度の感想しかないんだが、逮捕した赤坂警察署にキレて「赤坂警察が謝罪しないと、27日15時からyahooジャパン本社に放火する、赤坂警察署を手榴弾で爆破する、署員をダガーナイフで刺殺する、皇太子を射殺する」とネットで予告したジャニオタにはさすがに笑った。とばっちりの皇太子可哀想すぎ。とーとつに朝敵。


4月23日(木)
 書店で「ドグラ・マグラ」や「カラマーゾフの兄弟」などの題名が並んでいたので、「また字を大きくしたり横書きにしたりの若年層迎合本か?」と思いながら「ドグラ・マグラ」を手に取ると、分厚いはずの本が異様に薄い。中を見ると漫画だった。「まんがで読破」というシリーズらしい。
 しかし凄いな。「カラマーゾフの兄弟」をぱらぱらと読んでみたら、文庫本上中下3巻の内容を大胆にダイジェストつーか、エピソード切捨てまくって漫画1冊にまとめている。ちなみに、一番好きな最後のアリョーシャのセリフも省略されていた。
 どうやら、どんな長いものでも強引に1冊にまとめるという方針らしい。ネット情報によると、「ドン・キホーテ」全6巻も1巻漫画にしてしまうとか。この調子で、「まんがで読破・坂の上の雲」とか、「まんがで読破・ペリーローダン」とか出してほしい。


4月21日(火)
 阪神負けたぜイェーイ! 金本もダメになったぜワァーオ!
 つーわけでちょっと時代遅れになったけど、歳三さんからインスパイアされた筋肉少女帯「機械」の替え歌。

髪かきあげ 眼鏡かけて
メンチの話を熱く語った
あの監督は 狂っていた
本当に中継ぎを休む気でいた

「ホラごらん 点を取るための打線さ
 これで消せる 酷使の中継ぎを」
久保田……

今 アニキが空に放つ打球は
誰も走者がいぬ彼のソロアーチ
アニキだけがひとり監督を信じた
きっとアニキだけには見えるのでしょう
先発……完封が 


4月19日(日)
 2ちゃんねる野球板のスレ「横浜ベイは白いワンピースを着た色白で病弱な美少女」がいろいろと妙な方向へ作風が変わっていて興奮した。


4月18日(土)
 司馬遼太郎「花妖譚」(文春文庫)を読んであらためて驚く。
 すでにこの時期、文体も文章構成も完成されていたのだ。
 たぶんまだ「新刊文庫」の棚にあるので、興味のある方は最初の「森の美少年」だけでも立ち読みしていただきたい。6ページだから5分もあれば読めるはずだ。
 ナルキソスのエピソードを明治の夏目漱石か幸徳秋水あたりのエピソードに置き換え、「自己愛」を「愛国心」かなにかに置き換えれば、そのまま、「この国のかたち」に紛れてもまったく違和感がない。
 あまりに完成しすぎているので、ひょっとすると、晩年の司馬遼太郎が書きためた文章を、編集者としめしあわせて、「若書きの作品」として発表したのではないかと、いらぬ邪推をしてしまったほどだ。
 結局、司馬遼太郎は最初から文体も文章構造も完成していた。その技術をどのジャンルに適用するかということで、数年間模索していただけだったということだったのだ。

 阪神は予定通り低迷しているが、金本だけはお詫びを言いたいほど活躍しているな。先発投手の柱が安藤、打撃陣の柱が金本と、ともに大黒柱だけ一本あってあとは焼け野原。柱一本じゃ家は建たねえって。せいぜい縄文式住居くらいしか建てられない。
 そのうち、「終盤、3点くらいのビハインドで二死満塁、打者金本」→「金本敬遠、故意押し出しで新井勝負」→「5番新井に代えて代打桧山」というスペクタクルが見られるのではないかとひそかに期待している。


4月11日(土)

≪金本が打撃陣に激怒絶叫≫打撃陣のふがいなさに試合後、ベンチ裏で金本が絶叫した。「一緒や!打っても!」今季、何度も繰り返されるシングルホーマー現象に我慢も限界。「あかん、こんなんじゃ。いつも同じシーンを見ている。いくら点を取っても勝てない」とまくしたてた。打撃陣に対する金本の不信感増大。チームにとって最悪の巨人戦開幕となってしまった。(2009.4.10 対巨人 東京ドーム球場)

 岡田さん、阪神は、4番が3打席連続ホームラン打っても負けるような、素晴らしいネタチームに育ってくれました。横浜は手強いけれど、5位の座を盤石にしつつあります。それもこれも、みんなあなたのおかげです。岡田さん。

ふりむけば乙女が まぶしい女になり
 抱きしめてみたいと 両手をひろげる


4月4日(土)
 もうエイプリルフールは企業サイトのものになった感がありますね。企業だとハンパない手間がかけられるからなあ。個人の「サイト閉じます」なんかとはスケールが違う。ああ、今年のエムナナハチ見たかったなあ。1日は家に帰れなかったからなあ。まさか会社で閲覧もできないしなあ。

 パパ、ぼく、メンチがホームラン打つまでメンチカツ食べないって約束したんだ!

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