くだらな日記(2007年1月)


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1月30日(火)
 平日だから仕事料は払ってもらえるし、タクシー代も出してもらえるから、タダ働きにも持ち出しにもならないとはいえ、やはり月曜日働きづめで火曜日の午前4時半にやっとタクシーで帰宅、で9時半には会議があるってのは、やっぱムチャクチャ釈然としない。


1月28日(日)
 こんな日曜日に昼飯も食わせずに働かせてタダ働きってのは、やっぱものすごく釈然としない。
 そんな仕事帰りには森田童子の歌が心境にぴったりくる。特に「海が死んでもいいヨって鳴いている」「グリーン大佐答えてください」「たとえばぼくが死んだら」「セルロイドの少女」「友よ泣かないのか」がいい。思わず通勤帰りの電車の中で涙をにじませながら聴き耽るほどいい。ひょっとして毎日こんな歌ばかり聞いているから、ぼくはこんなにも不幸なのですか。

何か悪い事してきたかなぁ〜 
森田童子なんて聴いたら駄目なのかなぁ〜
かつんとかくーみんとか聴いてたら 良いことあるんかなぁ〜???
私達には 無理だな!!


1月27日(土)
 この土曜日のこの時間に帰宅した理由が、呑んで帰ったわけでも遊んで帰ったわけでもなく、仕事帰りだったってのは、納得してのうえとはいえ、ちょっと釈然としないものがあるよなあ。しかも休日出勤手当も代休もない、まるっきりのタダ働きってのはなおさら釈然としないし、そのうえ終電過ぎたのにタクシー代も払ってもらえない、要するにきょうは仕事するより家で酒呑んでたほうがずっと儲かった、ってことだってのは、ますます釈然としない。あまつさえ今日作った資料をあしたレビューするから日曜日の9時半に会社に来い、むろんタダ働き、ってのは、納得してのこととはいえ、あまりにも釈然としない。
 これで来年度の契約更新はしないとか言われたら、傘と消火器を持って仕事場を表敬訪問しちゃっていいですか。


1月21日(日)
 光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士こと森嶋選手だが、今日の三沢との選手権ではちょっとふがいないところを見せてしまった。「とある組織で階級のある立場にいたが、それが一転。現在は追われる立場になっている」ということだったから、きっと階級のあるチャンピオンになって秋山、丸藤、ヨネらに追われる立場になると思っていたんだがな。きっと、「誰もいないところで、ふとやわらかい表情を見せる一面もあるようだ」から、三沢の脳震盪を見て、ふとやわらかい感情を出してしまったのが敗因だったんだろうな。

 いっぽうわれらがミッキーこと琴光喜関は、心配させながらも千秋楽で貫禄の対平幕敗戦でまたも8勝7敗というすばらしい成績を収めた。まさに汚怒の異名を持ちパーナナを自在に操る高貴なる日本人力士の名にふさわしい。つくづくと先場所のパーナナ失敗、間違ってひとつ余分に勝ってしまったことが残念でならない。


1月16日(火)
 光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士ってのは、たぶんノアの森嶋選手のことなんじゃないかと思う。光速かと思うほど(身体の割には)敏捷だし、重力を自在に操ってるんじゃないかと思うほど(身体の割には)飛ぶし、高貴な顔立ちしてるし、女性だし、よくテンガロンハットとカウボーイブーツで入場するし。

 それにしてもIMEの日本語変換にはいまだに慣れない。なんでそう、きちがいのようにわけの分からん文節の切り方をするんだ。かたわ辞書かおのれは。マイクロソフト日本法人には代々のカッタイ筋ばかりが揃っておるのか。


1月7日(日)
 某妹バラバラ事件のニュースはあっちこっちで報じられているのですが、「お兄ちゃんに医大はゼッタイ無理よ!むりむりむりむりかたつむりよ!!」という画像があんまり貼られていないのは、ネットの人々意外と優しいのか、それとも忘れられちゃっただけなのか、どっちなんでしょうかねえ。
 正月からここんとこ、某みくしでニュースにむりむりオヤヂギャグ大会を繰り広げてるので、こっちでは今はこれでせいいっぱい。ニュース系オヤヂギャグならあそこ、と有名になってスポーツ新聞一面見出し担当者が覗きに来るサイトにのしあがるのが今年の野望です。

 「金正日 隠された戦争」(萩原遼:文春文庫)を読む。興味深いデータがいくつか載っていたものの、残念ながらこの本の2大主張、「金日成は金正日に殺された」と、「90年代以降の飢餓は金正日が反政府分子予備軍を殺すために起こした」は、少なくとも私にとって、きわめて説得力がなかったと言わざるを得ない。スターリン暗殺説や孝明天皇毒殺説に比べてさえ、さらに根拠が薄弱だと言わざるを得ない。
 金日成の晩年に息子の正日と政治路線の対立があったのは事実かもしれない。しかしそれと、正日が日成を殺したという憶測との間には、差がありすぎる。金正日は「軍隊こそ生命線。軍隊を維持するためには、庶民が何百万人死んでもかまわない」と思っていることは事実かもしれない。しかしそれと、正日が意図的に飢餓を起こしたという憶測との間には、差がありすぎる。そして著者は、事実と憶測との間を埋める努力を、あんまりしていない。要するに推理小説でいえばアリバイトリックも密室トリックも解かず、動機、それもかなり薄弱なな根拠にもとづく動機だけで犯人を逮捕してしまったような出来になってしまっている。
 アフルトハーノフ「スターリン暗殺計画」(ハヤカワ文庫)では、ベリヤがスターリンを殺さねばならなくなった動機、殺しの現場におけるアリバイ、そして殺害方法について、状況証拠にすぎないとはいえ綿密にデータを集めている。南條範夫「孝明天皇怪死の謎」(歴史読本臨時増刊 秘史!天皇家の系譜)では6ページという短さのためそこまで綿密ではないが、それでも説得力のある証言を集めたうえ、戦災で失われた祖父の古文書という、南條小説ばりのネタまで持ち出して、岩倉具視犯人説を盛り上げてくれている。
 そういう先人に比べると、今回のネタは、ちょっと萩原遼という作者の手に余るものだったのではないかな。ちょっと金正日憎しのあまり、主張がトンデモに足を踏み入れつつあるような飢餓。いや気が。


1月4日(木)
 ここまでひっぱっておいてなんですが、凶を引いたのは私でなくPatrickさんです。引いたのは一昨年の秋です。しかしPatrickさんも、自分の引いたおみくじがここまでの言われようをされているとは、夢にも思うまい。しかも「待ち人来たらず」を引いたとたん、茶川さんが鬼の霍乱で来れなくなったもんな。霊験あらたかだぜ。


1月3日(水)
 そうか浅草寺のおみくじは凶まででしたか。でも大凶の方がインパクトがあるのでそのままにします。論拠は浅草寺の公式発表だけだし、検索してみると大凶を引いたという証言もあるので……。私が坊主だったら、ぜったい1枚だけでも大凶を紛れこましておくだろうし。
 しかし考えてみれば、たかが凶に「待ち人来たらず」「病長引く」「縁談まとまらず」「よろずにわろし」と詰め込むほうが、なんか凶悪って気がします。凶でこれなら、大凶はいったいどんなんだという。よく格闘マンガにある「ちょっと手加減して凶で止めておいただけのこと……もし大凶だったら、オメェはそこで泣き言をほざくことさえできないんだぜ」とか、「ふふふ、あいつはたかが凶、わしの身の回りの世話をさせるために連れてきた下僕にすぎん……そいつにあれだけ苦しめられたお前が、はたして大凶のわしに勝てるのかな?」みたいな。


1月1日(月)
年始早々不幸になりたい人におすすめの初詣、浅草寺
・グループ8人でおみくじを引けば大丈夫だろうと思っていたら全員大凶だった。
・境内から徒歩1分の路上で白人が大凶のおみくじを握りしめてなんと読むのか通行人に聞いていた。
・指先がぐにゃりとしたので樒をほどいてみると大凶ばかり結び付けられていた。
・大吉を引いた旅行者が襲撃され、目が覚めたら大凶とすりかえられていた。
・車で旅行者に突っ込んで倒した、というか轢いた後から大凶だからこうなったと言い張る。
・婚約者が大凶に襲撃され、女も「男も」全員「良縁なし。縁談まとまらず」と言われた。
・待ち合わせの暇つぶしに引いたおみくじに「待ち人来たらず」と書いてあった。
・病気が治ったからもう大丈夫と思っていたら、おみくじに「病膏肓に入る」と断言してあった。
・女性の1/3が大凶経験者。しかも仏教は女性に厳しいという都市伝説から「新婚ほど危ない」。
・「そんな危険なわけがない」といって出て行った旅行者が5分後大凶を引いて戻ってきた。
・「何回も引けば大凶ばかりのわけがない」と百円玉を山ほど持って出て行った旅行者が大凶の束を抱えて戻ってきた。
・最近流行っている文章は「よろずにわろし」すべての人を不幸な気持ちにさせるから。
・浅草寺から半径200mは大凶を引く確率が150%。一度引いて諦めが悪くまた引く確率が50%の意味。
・浅草寺における酒乱による警察沙汰は1日平均120人、うち約20人が大凶の厄落とし。

 くらりさんからもらった「新春一発何も見ないでいのししを描いてみようの会」入会証。目の付け所に自信がありません。


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